パナソニック ホールディングス(以下、パナソニック)は2026年10月20日、開発を進めてきたガラス型ペロブスカイト太陽電池「ENEFACE(エネフェース)」について、2029年4月から量産を開始すると発表した。
パナソニック ホールディングス(以下、パナソニック)は2026年10月20日、開発を進めてきたガラス型ペロブスカイト太陽電池「ENEFACE(エネフェース)」について、2029年4月から量産を開始すると発表した。当初予定していた2030年度から、1年前倒しでの量産化となる。
エネフェースは、窓やフェンス、天窓などでの利用を想定した建材一体型の構成が特徴となっている。建材として利用可能な強度を持つガラスで、ペロブスカイト層を挟み込むかたちで封止する構造だ。独自の材料組成による透明な電極付きのガラスに、太陽電池層をインクジェット方式で塗布して製造する。太陽電池層の塗布には、パナソニックのディスプレイ製造技術を応用しているという。
窓や壁などの建材としての利用を想定し、見た目などの意匠性や透過性をカスタムできる点も特徴となっている。ガラスに塗布した太陽電池層にレーザー加工を施すことで、微細なパターニングなどのデザインや透過率をアレンジできる。建材ガラスの厚みも用途に応じて複数から選択可能だ。
現在のペロブスカイト太陽電池の利用方法では、軽量なフィルム型のモデルを屋根などに設置するケースが多い。パナソニックの試算では、エネフェースの設置エリアである窓と壁の国内における導入面積ポテンシャルの合計(87億平方メートル)は、屋根(35億平方メートル)よりも多いという。こうした市場ポテンシャルを考慮し、フィルム型とは差別化するかたちで、新築や既築を問わず建築・不動産分野の開拓を目指す方針だ。
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