カシオ、バーゼルで特別仕様のG-SHOCKやOCEANUSを発表バーゼルワールド2010(1/2 ページ)

» 2010年03月26日 16時00分 公開
[永山昌克,Business Media 誠]

日本テイストの高級G-SHOCK

 カシオ計算機は、昨年に引き続き「バーゼルワールド」に参加し、G-SHOCKをはじめとする主力ブランドの新作を展示した。注目は、初公開となったG-SHOCKとOCEANUS、PROTREKの特別仕様モデル3製品だ。

カシオブース。中野シロウ氏デザインによるG-SHOCK MANが出迎えてくれる

 耐衝撃腕時計G-SHOCKでは、最上級シリーズ“MR-G(ミスターG)”の特別仕様モデル「MRG-8100R」が発表された。特徴は、昨年のバーゼルで発表された「MRG-8100G」と同じく“和風”の仕上がりになっていること。文字盤外周部の都市コードリング部分には、京セラ製の再結晶ルビーを4.85カラット(約0.97g)を採用した。G-SHOCKに宝石を採用したのはシリーズでも初となる。電波ソーラームーブメント“タフムーブメント”対応モデル「MRG-8100B」をベースにしながら、日本古来の甲冑をモチーフに、細部のカラーリングに日本の伝統色である「深緋(こきひ)」を採用。鍛造チタン製のケースバックに世界限定50本の証としてシリアルナンバーが刻印され、パッケージは黒漆風のカラーリングとなる。価格は57万7500円で、発売は7月から。

G-SHOCK“MR-G”シリーズの特別仕様モデル「MRG-8100R」

 ソーラー電波ウオッチ「OCEANUS(オシアナス)」の新作として、プレミアムライン“OCEANUS Manta”の特別仕様モデル「OCW-S1350PS」が登場。これまでのOCEANUS Mantaと同じく、マンタ(オニイトマキエイ)が大海原を回遊するような優雅な雰囲気を持ちながら、新作では、光の反射によって表情を変える海をモチーフに、幻想的な青がきらめくデザインを採用。ブルー蒸着を施したサファイアベゼルや、ブラックの文字板の中央に配置した白蝶貝などが上品な雰囲気をかもしている。もちろん機能面も充実、マルチバンド6などの先進機能が満載だ。価格は21万円で、販売開始は7月となる。

OCEANUS Mantaの特別仕様モデル「OCW-S1350PS」

 アウトドアウオッチ「PROTREK(プロトレック)」からは、最上位に位置する“MANASLU(マナスル)”の特別仕様モデル「PRX-2000BT」がお披露目。夜明け前の空が一瞬青く染まるブルーモーメントをモチーフに取り入れており、内ベゼルリングの外周やバンドの中駒にブルーIP処理を施したほか、サファイアガラスの外周にブルー蒸着を適用し、ブラックボディにブルーが映えるデザインになっている。価格は14万7000円。世界限定500本で、発売は7月となる。

PROTREK“MANASLU”の特別仕様モデル「PRX-2000BT」

 このほか、開発中と思われるプロトタイプを見ることができた。これは1994年に発売され、すでに生産終了となったG-SHOCK「DW-001 nexax」シリーズを彷彿させるモデル。詳細は不明だが、映画「13日の金曜日」のジェイソンに似たフェイスデザインをDW-001から受け継いでいるようだ。

通称「ジェイソンモデル」と呼ばれていた、G-SHOCK「DW-001 nexax」シリーズをほうふつとさせるモデル(開発中)

 黒をベースに赤をアクセントにしたデザインの新G-SHOCKのプロトタイプ。こちらも詳細は不明だが、マルチバンド6やタフソーラー、20気圧防水などの機能がフェイスデザインから読み取れる。

こちらもプロトタイプ。「MUD RESIST」の文字があるところを見ると、特に耐衝撃性に優れたモデルなのだろうか

「GLX-5500A」などG-LIDEシリーズの新作(左)。カラフルなデザインが際立つ「GA-110」シリーズ(右)
1/1000秒ストップウオッチ機能や速度計測機能を持つ「GA-100」シリーズ(左)。左から、初代G-SHOCK「GW-5000C」と、そのデザインを継承した「GW-M5600」(右)
スクエアフェイスを持つCASKETシリーズの新作「BGA-200」(左)。20気圧防水シリーズBaby-G“Reef”シリーズの新作「BGD-120P」(右)
フォーマルにも似合うG-ms“Octra”シリーズの「MSA-7100DGJ」
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