部屋の窓側のスペースに、かつて実際に国際線で使用されていたファーストクラスのシートがペアで置かれている。羽田空港の第2旅客ターミナルに直結する羽田エクセルホテル東急の一室だ。「フライヤーズルーム」と名付けられたこの部屋は、航空ファンの間で人気が上昇。目の前に広がる滑走路や駐機エリアの様子を眺めながら、憧れのファーストクラスのサービスを疑似体験できるとあって、予約が絶えない。
「ファーストクラスのシートを置いた『フライヤーズルーム』は、広さ41平方メートルのツインタイプと、28平方メートルのダブルのタイプの2部屋を用意しました。飛行機が大好きというお客さまや、小さなお子さんを伴った家族連れのお客さまなどによくご利用いただいています」
そう話してくれたのは、同ホテル広報の成田梓乃さんだ。今回わたしが利用したのは、そのうちのツインタイプの部屋。窓の向こうに滑走路が広がり、離陸していくANA機が見える。電動のリクライニング機能で好きな角度にシートを調整し、身体を伸ばしてくつろげるほか、部屋に用意されたエアラインの機内誌などが本格的な“フライト気分”を盛り上げてくれる。
「機内食風のディナーセットをお部屋にお届けするサービスもオプションでお受けしています」と、成田さんは続ける。「最近はカップルでのご利用も増えていますね。飛行機の好きな彼女をびっくりさせようと、男性のほうからよく予約が入ります。ご要望があれば、飛行機の形につくったケーキなどもお部屋にご用意できますよ」
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