1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。
※この記事は、LUXURY TVより転載しています。
メルセデス・ベンツ 300SLガルウィング。長い自動車史の中でも、もっとも輝いたクルマの1台です。そんな、クルマのアイコンを受け継ぎ、今の時代に復活させたのがSLS AMG。アイコンとは、もちろんカモメの翼「ガルウィング」のことです。
そして、まさに“長大な”という表現がピッタリのノーズには、571馬力/650ニュートンメートルを発生する、6.2リットルV8のAMGユニットが積み込まれています。それも長いノーズのず〜っと後方、運転席直前に……。
さらに7速DCT(デュアルクラッチ式トランスミッション)は後輪の前、つまりトランスアクスル方式にしたことで、43:57というFR車としては異例の重量配分を実現しています。もちろん、トラクション性能を高めるためです。
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