写真と動画で見る、カシオEDIFICE「EQW-A1000」「EDIFICE」レビュー(1/2 ページ)

» 2011年09月06日 06時00分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 8月31日にカシオ計算機が発売した腕時計「EQW-A1000」。メタルウオッチ「EDIFICE」ブランドに初めて電子式リューズスイッチによる操作システム「Smart Access」が搭載された。

 多層文字盤やクロノグラフなど、さまざまなギミックがレースシーンなどをイメージさせるEQW-A1000だが、実際に9月23日にはF1「レッドブルレーシング」チームとの限定コラボモデル「EQW-A1000RB」が発売される。

 サイズは51.6×46.9×14.3ミリ(縦×横×厚さ)、メタルバンドモデルの重量は約193グラムで、手に取るとずっしりとした存在感を主張する。2種類のストップウオッチ機能のほか、世界6局(国内2局、米国、英国、ドイツ、中国)の標準電波を受信する「マルチバンド6」、ソーラー充電システム「タフソーラー」など、カシオらしい機能を備えている。

EQW-A1000 EQW-A1000DB(5万7750円)
EQW-A1000 EQW-A1000DC(6万5100円)
EQW-A1000 EQW-A1000B(5万2500円)

Smart Accessを採用したスマートな操作系

 A1000の最大の特徴は、電子式リューズスイッチと5つの駆動用モーターによる操作系「Smart Access」だ。従来のボタンスイッチと比べてリューズスイッチは、押す、引く、回すという直感的な操作を提供する。これは、ビジネスパーソンを対象にする別ブランド「OCEANUS」のT1000シリーズに搭載されているものと同じだ。なお、A1000ならではの仕様として、リューズスイッチにねじ込み式のロック機構が備わっている。

 アナログ針を使いながらも、ワールドタイム、ストップウオッチ、タイマー、アラームといったデジタルを駆使した機能を盛り込んだカシオの腕時計の弱点は、多機能過ぎるがゆえの操作の煩雑さがだった。機能を切り替えたりしたり、針を動かしたりといった操作には、さまざまなボタンを複数回押すことよりも、リューズスイッチをくるくる回すほうが分かりやすい。

 また、機能の切り替えやタイマーやアラームの設定を行うと、時針・分針・秒針を動かすことになる。A1000では、同軸上に配した時針・分針・秒針および大型ディスク針、3時位置にある日付表示を5つのモーターを使って個別に動かしている。こうすることで、特定の針を動かそうとしても別の針と干渉することなくスムーズに動く。

 例えば、アラームを設定するときには、リューズスイッチを小さくまわすと1分単位で針が前後に動き、素早く2回まわすと早送りになる。早送り中にリューズスイッチを逆方向に回せば針が止まるし、さらに素早くまわすと早送りのスピードが上がる(早送りは2段階まで)。

EQW-A1000 6時〜10時部分に顔をのぞかせる大型ディスク針が目立つ文字盤
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