――パリでパオラ・ナヴォーネさんにデザインを託されてから完成に至るまで、どのような経緯をたどったのでしょう?
皆川 パリでのファーストコンタクトで私のインスピレーション(デザインスケッチ)を彼女に託した際は、とにかくすべて彼女に自由に料理してほしいと伝えました。なので、実際にジノリのポーセリンとなった状態を見たのは、5月末にフィレンツェ郊外にあるジノリのアトリエにサンプルを見に行ったときが初めてでした。
――「LOVE COMMUNICATION」というテーマは、人それぞれさまざまに解釈できると思うのですが、皆川さんはどのようなインスピレーションを感じられましたか?
皆川 今回のテーマから、私とパオラが導き出した共通認識は、愛とは「不完全な美しさ」であるということです。長い歴史にわたり作り続けられている伝統的な完成されたフォルムの上に、グラフィックが不完全に漂う。愛の「不完全な美しさ」を、モチーフだけではなく、グラフィック全体で表現したのが今回のスペシャルエディションです。
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