15時45分からは場所を移して、大勢のファンの前でトークショーが行われた。集まったファンは主催者発表によると2000人以上、中には前日の夜から寝袋持参でやってきた人もいたそうだ。
トークショーの司会は、おなじみF1解説者の川井一仁さん。プレスカンファレンスに登場したクリスチャン・ホーナー、エイドリアン・ニューウェイ、デビッド・クルサード各氏のほか、クルサードと同じくBBCでF1解説者を務める元F1ドライバー、マーティン・ブランドル氏も登場した。
裏でインタビューを受けていたベッテルが4人より少し遅れて登場すると、会場には割れんばかりの拍手と歓声が。川井さんの司会で、フランクな雰囲気でトークショーがスタートした。
日本語は分かる? と聞かれたベッテルが「イチ、ニ、サン、シ……」と1から10まで指を折りながら日本語で数えてみせたり、「人気者だから、日本に来ても街を歩けないでしょう」と質問されて「2年前に渋谷で中古レコードを見に行ったよ。40万円くらいしてびっくりした!」と話すと「ケタ間違ってない?」と川井さんがドル換算で計算し始めたり……と軽妙な掛け合いが続く。「夢はチャンピオンって、もう2回も獲ってるのに次は何をモチベーションにするの?」と聞かれたベッテルは、「1つ勝てばまた次も勝ちたくなる。ぼくらドライバーはハングリーじゃなきゃ。こうしてファンの人に会えるのがモチベーション」と答え、会場の大勢のファンを喜ばせていた。
途中、クリスチャン・ホーナーが「ベッテルは女性ファンが多いよね……この中にもたくさんいるのかな」と言ったことを受け、川井さんが「この中でベッテル大好き!という女性ファンは? キスしてもいい、っていう人は?」と会場に質問。たくさんの手がサッとあがりベッテルはやや困り顔だったが、デビッド・クルサードまで手を挙げているのを見て、さっと立ち上がりクルサードの頬にキスをする、という場面も。「あごひげが濃い……」とベッテルが冗談を言うと会場から悲鳴混じりの歓声が上がっていた。
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