「フライターグ」アジア初の旗艦店が銀座にオープン(3/3 ページ)

» 2011年10月13日 15時40分 公開
[松浦明,エキサイトイズム]
エキサイトイズム
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「実際に店をオープンするにあたり、ダニエルと2人で恵比寿や代官山、中目黒あたりを自転車で走り回って街の様子を僕らなりの視点で観察してみた。それぞれ街の雰囲気は好きだけれど、フライターグの店を想定するとなかなかピンとくる物件に出会えずにいた。そんなとき、偶然巡り会ったのが銀座のこの物件だ。銀座の中心地からもすぐの距離にありながら、どことなくメインストリームから一線を画した独特のカルチャーが流れている。店自体がコーナー(角地)にあるから、外装の部分でもいろいろ実験的なことも表現できるだろうし。あらゆる面において、直感のようなものでここが良いと感じたんだ。あと、Apple Storeもすぐ近くにあるから、そこからすぐ立ち寄れるっていうコンビニエンスな部分も気に入ってるよ(笑)」(マーカス・フライターグさん)

エキサイトイズム Photos: Sebastian Mayer

 東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」から徒歩数分のアクセス。銀座の目抜き通りからさして距離を感じないエリアにありながら、銀座の華やかな賑わいと異なる空気を感じさせるこの界隈は、かつてたくさん木材商があった土地。古き良き銀座の名残と現代のストリートの雰囲気が入り交じった独特の空気感が印象的だ。あえて“オフセンタ―”なこの場所を選んだのは、ブランドの価値感を深い部分で共有できるファンが、すでに日本にも多く存在するという事実とも深くリンクしているのだろう。

 ファンダメンタルラインとレファレンスラインの全商品、iPhone、iPadケースなどの小物類も含むすべての商品が一堂に集まるアジア唯一の直営店。同店が日本のフライターグファン待望の聖地になる日もそう遠くはなさそうだ。

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 マーカス氏が語ったように、窓枠の鉄骨を取り外すことで自転車の駐輪に転用したり、店舗のエアコンの配水管を伝ったドレン(排水)を植木の水に転用したり、店の外観からも「リサイクル」「リコンテクスチュアライズ」のメッセージがさまざまなかたちで発信されている。

FREITAG-Store Tokyo

フライターグ ストア トウキョウ

東京都中央区銀座1-13-12

tel.03-6228-6142

Open.11:00〜21:00(月〜金)10:00〜20:00(土日祝)


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