「フライターグ」アジア初の旗艦店が銀座にオープン(2/3 ページ)

» 2011年10月13日 15時40分 公開
[松浦明,エキサイトイズム]
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 店内のディテールには、路上で見かける街灯やマンホールなど、ストリートのアイコンがさりげなく取り込まれていて、ブランドが掲げる「転用・転換」といったコンセプトが空間内のさまざまな部分で表現されている。

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 元々1961年創業の「ボストン靴店」の店舗が入居していた建物(1、2階)をリノベーションしたもので、内装デザインは幅広い活躍が注目されている日本人建築家ユニット「トラフ建築設計事務所」が手がけている。

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 「ここでは、特に『選ぶことの楽しさ』を提案したかった。1200種類もの選択肢がある中から、自分だけのアイテムを探し出す楽しさをダイレクトに体感できる空間を実現するために、商品以外はとことんシンプルに仕上げたかったんだ。トラフとは、スイスの建築家のネットワークと日本のディストリビューターのネットワークの双方向からの紹介で出会い、店舗のデザインを依頼することになった。日本のカルチャーをよく理解した建築家と組む必要を感じたからなんだ。彼らと相談しながら、フライターグのタフでラフなイメージや、『ストリート(道路)』にインスパイアされて生まれたブランドのオリジンを表現した内装、僕ら自身がインスパイアされる東京の魅力を感じさせる店舗が実現できたと思う」と語るのは、フライターグ兄弟の兄、マーカス・フライターグさん。

エキサイトイズム マーカス&ダニエル・フライターグ兄弟

 弟のダニエル・フライターグさんと同様になかなかの日本通で、取材の合間も回転寿司屋へ出向き、わさびを追加注文しながら「日本もスシも大好き!」と少年のように目を輝かせていた。最低年に一度は訪れたいと語る彼らの来日は、今回で7回を数える。

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