第42回東京モーターショー2011で国内初披露された、マツダの新型クロスオーバーSUV「CX-5」。2012年春に発売を予定する。
CX-5は、マツダの次世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」技術を全面的に採用した初のモデル。具体的には、ガソリンエンジン「SKYACTIV-G」、クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」、新型6速AT「SKYACTIV-DRIVE」、プラットフォームの「SKYACTIV-BODY」と「SKYACTIV-CHASSIS」だ。
国内に導入されるのは、2リッターガソリンエンジンモデルと2.2リッターディーゼルエンジンモデル。ガソリンエンジンの最高出力は114キロワット/6000rpm、最大トルクは196ニュートンメートル/4000rpm、ディーゼルエンジンは129キロワット/4500rpm、420ニュートンメートル/2000rpmを生み出す。
特にSKYACTIV-Dは、窒素酸化物(NOx)後処理装置を使わずに、燃焼そのものをクリーンにする技術革新で、ポスト新長期規制に適合した。後処理装置によってコスト高となっていたクリーンディーゼルエンジンの普及に一石を投じることだろう。
ディーゼルモデルの燃費は、設計し直したアイドリングストップシステム「i-stop」と組み合わせ、軽油1リットル当たり18.6キロ(JC08モード)を実現。サスペンションはフロント側がマクファーソンストラット、リア側がマルチリンク。タイヤサイズは225/65R17。ボディサイズは4540×1840×1705ミリ(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2700ミリ。
マツダの山内孝社長は、東京モーターショーのプレスカンファレンスで「私自身、初めてSKYACTIVのディーゼル車に試乗したときのことを、今でも鮮明に覚えています。圧倒的な加速と走りの気持ちよさに手が震え、早くこの商品を世に送り出したいと、胸が高鳴ったものでした」とスピーチを切り出した。
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