自転車通勤で危険な場所を調べてきたよ――新橋、六本木、西麻布編ジテツウは安全なのか?(1/7 ページ)

» 2012年04月25日 10時00分 公開
[ シックス・アパート 中山順司,Business Media 誠]

 自転車通勤。略してジテツウ。

 このフレーズも定着してきた感があるけれど、実践している人たちはまだまだ少数派ではないだろうか。“自転車の選定と購入、服装、着替え、会社の規程、安全装備、駐輪場所、通勤ルートの確保”などなど思いつくだけでもいっぱいハードルがある。

自転車にとって危険な道路を実際に走ってみる

 この中で一番得体のしれないのが「通勤ルート」。どの道をどう走れば安全に通勤できるのか? 所要時間は? こればかりはやってみないと分からない。でも、実際に自分で実験するのは面倒だし、怖いというジレンマがあるはず。

 ならば筆者が実験して検証しようということで、Webサイト「スマートサイクリング」に掲載されている「東京都内の自転車の危険箇所ランキング」上位と呼ばれる場所を実際に回り、そこで何を感じたか、注意すべきポイントは何かを調べることにした。

 これらの場所は、NPO法人自転車活用推進協議会のメンバーや、プロのサイクリストなどの有識者に対するヒアリング調査によって、都内の危険な交差点をリストアップしたものということで、いわばお墨付きの危険な場所(笑)でもある。

 これから3回に分けて、実際に都内の危険な道路を自転車で走ってこよう。第1回は「新橋>六本木>西麻布ルート」。以降、「渋谷>神泉町ルート」「新宿>池袋ルート」をお届けする。

 今回は「新橋>六本木>西麻布ルート」を走る。銀座から新橋に向かい、虎ノ門を越えて六本木に入り、最終的に西麻布がゴール。長さにして6キロほどだ。

ここが危ない 第1回のルート全体図
       1|2|3|4|5|6|7 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.