ランニングをする人が増えている。めっきり陽気がよくなっている今は、走り始めるのに絶好の季節。本記事では「もっと距離を伸ばしたい」「もっと速く走りたい」というニーズに応えるスマートフォンアプリや、ランナーズウオッチの選び方を紹介する。
「最近、走ってるんだよね」という人は筆者の回りにもたくさんいるのだが、一部には「だんだん面倒くさくなってきて、走らなくなっちゃった」「一人で走ってるとどうもマンネリ化してしまってつまらない、刺激が欲しい」という声があるのも事実。
人によってモチベーション維持のポイントはいろいろだが、突き詰めれば「もっと遠くまで走れるようになりたい」「もっと速く走れるようになりたい」この2つではないかと筆者は思う。
「もっと遠くまで走りたい」というニーズにオススメなのが、スマートフォンのアプリを使うこと。走った距離をGPSで自動的に測ってくれるし、走り終わった後は距離をSNSに投稿してくれる機能があるものも。仲間内で自分が走った距離を投稿しあうことで、「よし、自分も頑張ろう」とモチベーションが維持できるのがいい。
筆者の周りで使っている人が一番多いアプリがこれ。ランニングのほか、サイクリングにも使えるので、自転車好きにもおすすめ。AndroidとiPhone、どちらでも利用できる。
まずは事前にWebページで会員登録をしておくこと。走るときはスマートフォンをアームバンドで腕に固定し、RunKeeperを起動させてランニングをする。ランニング中の時間、走行ルート表示、データの履歴表示などの機能がある。
無料アプリながら、ランニングを補助する機能がいろいろ。見逃せないポイントはTwitterやFacebookへの連携機能があること。走った距離を投稿してくれるので、「次はもっと頑張ろう」という気になれる。友達同士で使うと効果倍増だ。
→Android版ダウンロード / iPhone版ダウンロード
ある程度の距離が走れるようになったら、次はスピードを意識してみたい。いつものランニングコースを、少しずつタイムを縮めていけるようにするのだ。
タイムを上げるために大事なのは「走っている途中で時間を確認できること」。そのために持っていると便利なのが、ランナーズウオッチだ。
スマートフォン用アプリでもトータルタイムは測れるのだが、スマートフォンを腕にくくりつけていたら走っている途中に時間を見るのは難しい。ポケットに入れて走る場合でも、走りながらスマートフォンを取り出そうとして落としてしまったり、パスコードを解除しようとしてスピードが落ちたり、意識がそれてつまづいて転びそうになった……という声も聞く。走りながら手軽にタイムを見たい、もっと速く走りたい、という人には、ランナーズウオッチの導入をおすすめする。
ランナーズウオッチが通常の腕時計と大きく違うのは、ストップウオッチ機能が使いやすく、LAPボタンが付いていてラップタイムとスプリットタイムが測れることにある。
ラップタイムとは、任意の区間(周回競技なら1周分)を進むのに要する時間、スプリットタイムはスタート時間から任意の地点までの経過時間のこと。例えば、100メートルのコースを4周、400メートル走るケースと、マラソンで10キロメートル走るケースを想像してみてほしい。1周100メートル走るごとに測るのがラップタイム、途中途中のポイントでそこまで何分かかっているかを測るのがスプリットタイムだ。ほとんどのランナーズウオッチは、ラップタイムとスプリットタイムの両方をはかることができる。
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