土肥:想像以上に細かい部品がたくさんありますね。このワッシャーの厚みはどのくらいなのですか?
後藤:100分の1ミリ程度ですね。
土肥:時計には精密な部品がたくさんありますが、ここで働くにはどのようなタイプの人が向いているのでしょうか?
後藤:「この性格の人が向いている!」というのはないと思います。いろいろなタイプの人がいれば、違った視点で時計を見ることができる。そうすれば、結果的に、いい時計ができるのではないでしょうか。
よく「手先が器用な人のほうがいいのでは?」といった声を聞くのですが、必ずしもそうではありません。時計をつくるには細かい注意点があるので、そこを見逃してはいけません。たくさんある注意点を守って、それを他人に伝えなければいけない。なのでコミュニケーション力が必要になってくるでしょうね。
この山形カシオでやってきたノウハウは、海外にも伝えなければいけません。日本人だけでなく、中国やタイで働いている人にも分かるように伝えなければいけないので、そういう意味での気配りが必要でしょうね。
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