アウディジャパンが6月に投入した新モデル「Audi A1 Sportback」。Audi A1 Sportbackは、同社のラインアップの中で最も小さく、プレミアムコンパクトカーと位置付ける3ドアハッチバックモデル「Audi A1」を5ドア化したものだ。
これまでは独身層や子どものいない夫婦をメインターゲットにしていたAudi A1に対して、5ドア化を含め後部座席の居住性を改善し、新たにファミリー層をも取り込もうとしている。果たしてAudi A1 Sportbackの味付けはどう変わったのか。
3ドアハッチバックのイメージがどうしても強いAudi A1だけに、5ドア化で見た目の印象が大きく変わるのではないかと思っていたが、いざ実車を目の当たりにしてみると、3ドアモデルとさほど印象は変わらないように見える。
真横から見ると、ルーフが延長されてBピラーが前方に移動した分、3ドアモデルと比べるとややスポーティさが薄れている。人によってはファミリーカー寄りの印象も受けるかもしれないが、個人的には5ドアハッチバックらしからぬ非常にスマートなデザインに仕上がっていると感じた。
ただし、車体サイズは基本的に3ドアモデルと変わらない。わずかに車幅が5ミリ広くなっただけで、全長やホイールベース、車高は3ドアモデルとまったく同じ。その代わり、ルーフを後方に伸ばすことで後部座席のヘッドクリアランスを確保しているという。また5ドア化に伴い、フロントドアの長さも240ミリ短くなっている。
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