AはアグレッシブのA――名前以外全部変わった新型「ベンツ Aクラス」(2/3 ページ)

» 2013年01月17日 21時04分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

1.6リッターターボと2リッターターボの2種類を展開

 ベースモデルの「A 180 BlueEFFICIENCY」と、サスペンションなどをスポーティな設定にした「A 180 BlueEFFICIENCY Sports」には、最高出力90キロワット(122馬力)/5000rpm、最大トルク200ニュートンメートル/1250〜4000rpmを発揮する1.6リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載する。JC08モード燃費はリッター15.9キロとなる。

 一方、開発段階からAMGの協力を得た「A 250 SPORT(シュポルト)」には、2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載する。最高出力155キロワット(210馬力)/5500rpm、最大トルク350ニュートンメートル/1200〜4000rpmを生み出し、静止状態から時速100キロまで6.6秒で加速する(ベースモデルから3.5秒短縮)。JC08モード燃費は今春以降明らかになる。

 なお、2011年の上海モーターショーで披露した「Aクラスコンセプト」に採用された、ダイヤモンドのような6角形のモチーフを放射状に散りばめた「ダイヤモンドグリル」は、A 250 SPORTにのみ採用する。このほか、フロントスポイラー、リアスカートなどにあしらったレッドライン、シートベルトなどインテリアのさまざまな場所に使ったレッドアクセントなどもA 250 SPORTの特徴的なデザインとなる。

AクラスAクラスAクラス A 250 SPORT

 いずれのモデルもECOスタートストップ機能(アイドルストップ)を備える。また、トランスミッションには新開発の7速デュアルクラッチミッションを採用。ステアリングコラムのセレクターレバーによりステアリングから手を離すことなくシフトチェンジできるDIRECT SELECTとパドルシフトも標準装備だ。最小回転半径5.1メートルという取り回しの良さも特徴の1つになるだろう。

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AクラスAクラスAクラス A 250 SPORT

 サスペンションは、BクラスやCクラスなどからフィードバックを得て進化したマクファーソンストラット式をフロントに、マルチリンク式をリアに採用。A 180 BlueEFFICIENCY Sportsでは、ベースモデルより全高を15ミリ下げ、スポーティなセッティングにしたスポーツサスペンションと、車速感応式のパラメーターステアリングを進化させたダイレクトステアリングを装備する。

 なお、A 250 SPORTはAMGのエンジニアによって独自に開発されたフロントアクスルとサスペンションを搭載。ロールが少なく、強い横Gがかかった場合にもアンダーステア傾向が低減されるという。

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