“最強”の呼び声も高いシンガポール航空のビジネスクラス秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話(4/7 ページ)

» 2013年03月15日 08時00分 公開
[秋本俊二,Business Media 誠]

Point 04/空の上のこだわりレストラン

 定刻の20時50分にゲートを離れたSQ011便は、それから15分後に成田空港を飛び立った。やがて水平飛行に移ると、一人ひとりに冷たいドリンクとシンガポール航空の名物であるサテーが用意される。食欲が増進したあとは、いよいよミールのサービスだ。

 シンガポール航空は機内で提供する「食」についても早くから強いこだわりを持ち、世界各地で名声を得ている著名なシェフたちに協力を要請。そうして結成されたのが各国の一流シェフ9名からなる「ICP(インターナショナル・カリナリー・パネル=国際料理委員会)」だ。機内で提供される食事のメニューの考案を、すべて彼らが担当している。そのメンバーの一人に名を連ねるのが、京懐石の老舗料亭『菊乃井』のオーナーシェフ、村田吉弘氏である。私は迷わず村田氏の手による懐石料理「花恋暦」をオーダーし、メニューリストを見ながらワインを選んだ。

 少しずつでいいから、いろんな種類の料理を味わいたい。「花恋暦」はそんな要望を満たしてくれるメニューである。先付、酢の物、麺などの「一の重」と、焼物、八寸、炊き合わせなどの「二の重」に分かれ、留椀、御飯、水菓子も添えられる。どの料理にもオイル、バター、クリームなどは使われていないので、深夜の食事でも胃に負担がかからないのがいい。

 チャンギ空港到着まではまだ5時間ほどある。ワインとともに「花恋暦」をゆっくり楽しむことにしよう。それから映画を観てひと眠りすれば、到着の時間を迎えるはずだ。

飛行機と空と旅飛行機と空と旅
飛行機と空と旅飛行機と空と旅
飛行機と空と旅飛行機と空と旅 前菜のサテーに始まり、メイン料理からデザートまでのフルコースを心ゆくまで満喫

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.