エアアジアグループのクルーたちは、とにかく陽気で人懐こい。フライト中の機内ではシートベルト着用のチェックから食事やグッズの有料販売、乗客からの問い合わせへの対応にと一人ひとりがフル稼働だが、そんな中でもカメラを向けるとみんなとびきりの笑顔で応えてくれる。
プレミアムクラスは無料で食事がサービスされるので、私は和食をチョイスした。「最近メニューが変わったんですよ。それまでのヤキトリ風弁当から、テリヤキチキンに。お客さまからはとても好評です」と話してくれた日本人クルーは、プレミアムクラスを専属で担当。エコノミークラスを合わせると、同便には計9人が乗務していた。日本人クルーは2人で、日本路線ではそのうちの1人がプレミアムクラスを受け持つケースが多いそうだ。日本人クルーも全員がクアラルンプールをベースにしている。
「羽田線は、東京で1泊ステイして翌日の便で折り返しというパターンで、それを毎月6〜7本乗務します。でも日本人だから日本線しか乗らないというわけではありません。ときどきオーストラリア線などの乗務があり、変化があって楽しいですよ」
食事を運んできたクルーとしばらく会話を楽しんでいたら、周囲はいつのまにか眠りについている。私もテーブルを片付けてもらい、シートを倒して毛布を被ったら、目覚めたときにはクアラルンプール国際空港へのアプローチ降下が始まっていた。
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