車内Wi-Fiを搭載するアウディ「A3」は楽しいクルマか?試乗インプレッション(2/3 ページ)

» 2014年02月10日 08時00分 公開
[吉村哲樹,Business Media 誠]

キープコンセプトながらシャープな印象のA3

 今回、試乗したのは1.4リッターターボエンジンの「A3 スポーツバック 1.4 TFSI」と1.8リッターターボエンジンの「A3 スポーツバック 1.8 TFSI quattro」だ。

A3スポーツバック

 エクステリアの印象は、遠目には先代モデルと大差ないようにも見える。だが、ちょっと近付いてみれば、全体的に丸みを帯びていた先代と比べ、直線的なエッジやラインが強調されていて、かなりシャープな印象を受ける。

 A3スポーツバックは、兄弟車の7代目「ゴルフ」と同様、質実剛健なパッケージングというか、いかにも合理的で使い勝手が良さそう。Cセグメントのライバル、メルセデス・ベンツ「Aクラス」やボルボ「V40」などが、ワイド&ローのスポーティなイメージを打ち出したことと対照的だ。

A3スポーツバック

 インテリアの質感の高さはさすがアウディというべきで、コンパクトモデルであっても高級感たっぷり。しかも、広さを感じられることは特筆すべきだ。ヘッドクリアランスに余裕があり、フロントガラスにも高さがあるので、ドライバーズシートに座っていても、まったく圧迫感がない。シートポジションは高すぎず低すぎず、ちょうどいい感じだ。

A3スポーツバック

 ちなみに新しいA3 スポーツバックは、先代と比べて全高が20ミリほど高くなっている。また全長は35ミリ、ホイールベースは60ミリ長くなっている。ということは、後席の居住性もかなり期待できる。実際に座ってみたところ、身長177センチの筆者でも頭上の圧迫感は少なく、膝元のスペースも十分確保されている。

A3スポーツバック

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