2014年3月上旬、カシオ計算機は2014年春夏発売の新作ウオッチを展示する「2014年 Spring/Summer CASIO時計新製品展示会」を実施した。テーマは「Sensing Performance 先進のセンサーが切り開く、時計の新たなパフォーマンス」。海洋コンセプトの気圧測定機能搭載G-SHOCK「GWN-1000」、トリプルセンサーと使い心地のよさを追求したPRO TREK「PRW-6000Y」を中心に、2014年は時計に新しい価値を提供する先進のセンサー技術を軸にした「高性能アナログモデル」を積極的にアピールする考えを示した。
ここでは男性向けブランドG-SHOCK、PRO TRECK(プロトレック)、EDIFICE(エディフィス)、OCEANUS(オシアナス)を中心に、新モデルを紹介する。
気圧の変化を報知するトリプルセンサーを搭載する海洋G-SHOCK「GULFMASTER」
G-SHOCKブランドの注目モデルは、“過酷な海上ミッションのため”をテーマにした「GULFMASTER」、GWN-1000Bだ。天候の変化を予測する「気圧測定機能」、秒針で進むべき方向を確認できる「方位測定機能」、進路先の海面の状態/潮汐(ちょうせき)情報が分かる「タイドグラフ」など、海上で活動するプロフェッショナルに向けた機能を集約した。
GULFMASTER「GWN-1000」。ブラックベゼルのGWN-1000B-1A、ブルーベゼルのGWN-1000B-1Bともに5万7000円(税別、以下同)で2014年6月27日発売
過酷な環境下での使用に耐えるG-SHOCKブランドとしての特徴に加え、方位、気圧/高度、温度を高精度に計測する最新のトリプルセンサー(Triple Sensor Ver.3)を実装。的確な状況把握を可能にする。ベゼル、ボタン、ハンドビス、インデックスなど随所に艦船のハッチをイメージしたサークル形状をデザイントーンに取り入れ、情報認識性を高める目的とロープや計器に引っかかりにくい実用性も意識した高いデザイン性にも注目したい。
10時側に気圧変化の値を示すインダイアル。デジタル表示の視認性を高める「針退避機能」も備わる
このほかG-SHOCKブランドの注目モデル
G-SHOCK最高峰モデル「MR-G」 「MRG-8100B-1AJF」(30万円)
MR-G「MRG-7600D-1BJF」(14万円)
メタルと樹脂を融合したハイブリッドタフネスG-SHOCK「MT-G」シリーズ。左がレイヤーコンポジットバンド(メタルパーツに高耐久のファインレジンパーツを組み合わせたバンド)を採用する新モデル「MTG-S1000D-1A4JF」(9万5000円/2014年5月発売)
G-SHOCK「SKY COCKPIT」シリーズ。中央のオレンジカラーが2本が新モデル「GW-4000R-4AJF」(4万円/2014年5月発売)と「GW-A1100R-4AJF」(6万5000円/2014年5月発売)
ミリタリーテイストのG-SHOCK「MASTER OF G」(2万7800円〜)
Bluetooth通信に対応するG-SHOCK「GB-5600B」(1万8000円)
G-SHOCK初のデジ/アナコンビとして人気の高かった「AW-500」のデザインを継承したG-SHOCK「AWG-M510」(2万3000円/2014年6月発売)
1985年のマッドレジスト/スクエアモデルを再現したG-SHOCK「DW-D5500」(1万2000円)
G-SHOCK「ゼブラカモフラージュシリーズ」(1万5000円)
G-SHOCK「カモフラージュダイアルシリーズ」(1万5000円)
環境団体とのコラボモデルG-SHOCK EARTHWATCH「GW-9400KJ-8JR」(5万円/2014年6月発売)。「RANGEMAN GW-9400」がベースモデルで、絶滅危惧種に指定されている“アジアアロワナ”をフィーチャーしたダークグレイのカラーを採用する
同系統デザインのG-SHOCK+BABY-Gでペアウオッチにする提案も。ちなみにBABY-Gはベゼルなどに配置するブランドロゴ表記を「Baby-G」から「BABY-G」に変更した
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