こうしたV40の小型クロスオーバーSUVとしての仕立ては、既存の「T5 AWD」とほぼ共通だ。外観の違いは、アルミホイールの色がT5 AWDのダークグレーに対して明るいシルバーとしたくらいか。
中身の大きな違いはパワートレーンだ。T5 AWDが2L直列5気筒ターボエンジン(213馬力)に6速AT+プレチャージ式AWD(四輪駆動)を組み合わせた、よりパワフルで本気度の高い仕様であるのに対し、T4 Nordicは1.6L直列4気筒ターボエンジン(180馬力)と6速DCT+前輪駆動(FF)という、やや小ぶりな組み合わせとなる。パワートレーンの軽量化にともない、車両総重量も140キロほど軽量である。
ここは燃費とコストに効いてくる。T5 AWDの12.4キロ/L(JC08モード)に対し、T4 Nordicは16.2キロ/L(同)。あくまでカタログ値での比較だが、かなり大きな差だ。また、T4 Nordicは「80%エコカー減税対象車」である。これらは、クルマの購入費用/維持費用の削減を望む人にとって重要なポイントになるはずだ。
クロスオーバーSUVなのに、四駆でなくFFなの?──クルマ好きならそう思う人は多そうだが、市場でのニーズはかなりあるようだ。他ブランドにも、例えば「MINI CROSSOVER」や「BMW・X1(sDirve)」などがある。T4 Nordicが想定するのも「クロスカントリーモデルのデザインテイストが好みだが、基本は街乗り。座席位置の高いコンパクトSUVスタイルながら、ハードなオフロード走行はしないので2輪駆動(FF)で構わない」という人だという。
このため、どちらかというと走りのパフォーマンスより、デザイン性と燃費性能を望むエコ志向の人向けだ。この特性は、モデル名にある「Nordic」に込められた“スウェーデン人の自然を愛し、共生するという価値観”に通じるところがある。
安全性のイメージで選ぶ人が多いボルボ。V40も当然そうだ。安全機能には、話題となった「歩行者エアバッグ」はもちろん、追突回避機能「シティ・セーフティ」、歩行者・自転車を検知する「ヒューマン・セーフティ」など、10種のアクティブセーフティシステムを実走する。このためのカメラやミリ波レーダーをフロントグリルやフロントウインドウ情報、リヤバンパーなどに装備している
特に側面や後方の状態を監視する「BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)」は好評のようだ。死角に車がいたり、後方から急接近する車があると、ドアミラー付け根のLEDランプが光って警告してくれる
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プレミアムスポーツハッチに生まれ変わったボルボ「V40」の実力Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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