では街へ出よう。第一印象は、やはり「普段の街乗りの使い勝手を意識したクロスオーバーモデルだ」ということだろうか。まず、8ウェイの電動パワーシートに座ると、ベースモデルのV40より高い着座位置が生むアイポイントが、コンパクトなボディをさらに扱いやすく安心感を与えてくれる。また、大きな液晶ディスプレイをハードパーツで仕切ってデザインされたメーターは、グラフィカルで見やすく、必要な情報が的確に分かる。
排気量はT5 AWDの2L(直5ターボ)に対し、1.6L(直4ターボ)と確かに小さい。ただ、走り出すと「おっ、想像以上に軽快だ」と驚くほど、意外に鋭い加速力を感じられる。スロットルペダルを大きく踏めば、わずかなターボのラグをともないながらも思うように鋭く加速してくれる。
また、足回りも悪くない。ヤワさや腰高感はほとんどなく、車高を高めたクロスオーバー仕様のデメリットは感じない。そうした点で、乗り心地はV40のベースモデルとほとんど変わらないといっていい。
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