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» 2014年07月11日 08時55分 公開

秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話:1泊2日で16フライト!「アイランドホッピング」でひたすら飛行機に乗り続けてみた (3/3)

[秋本俊二,Business Media 誠]
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機内で「お帰りなさい」と出迎えられ

 サーブ340Bはわずかな滑走で機首をぐいっと持ち上げ、高度5000メートル程度まで上昇する。水平飛行に移ったところで、同行のカメラマンが機窓から海の写真を撮ろうとカメラを取り出そうとしたら、CAのアナウンスが流れてきた。

 「当機はまもなく着陸します。これより先、すべての電子機器の電源をお切りください」

 実際の飛行時間はわずか10分程度だ。カメラマンは「これじゃあデジカメは使えないですね。フィルムでの撮影に切り替えます」と、到着した空港ターミナルのお土産屋でレンズ付きフィルム「写ルンです」を何個も買い込んでいた。

空港のお土産屋で買ったレンズ付きフィルムで撮影した上空からの写真(撮影:倉谷清文)

初日は7フライト、2日目は9フライト

初日のフライトに乗務していた日本エアコミューターのCA、田中京子さん(撮影:倉谷清文)

 島から島へぴょんぴょんと飛び移っていくアイランドホッピング・フライトを、私たちは初日に6回、2日目は沖永良部島や与論島なども目的地に加えて朝から8回繰り返した。東京や大阪からのアクセス便を含めると、1泊2日で実に16フライト。そんな体験ができるツアーを、JALパックが2年ほど前に商品化した(参照リンク)。同じルートの単純往復も含め、ひたすら飛行機に乗るだけなのに、ファンの間では人気が高い。販売サイトでは「観光の時間はありません」と念を押している。

 「ツアー参加者には、マイルやポイントを一気に稼ぎたいというお客さまが多いですね」と話していたのは、初日のフライトに乗務していたCAの田中京子さんだ。「20代から40代が中心で、ほとんどの方が男性の一人旅。みなさん、黙々と乗り続けているので、つい『頑張ってくださいね』と声をかけたくなります」

 2回目のフライトを終えるころにはCAも顔を覚えてくれて、機内で迎えるときのあいさつも「お帰りなさい」「お待ちしていました」に変わっていた。


南国の島々の空港は地元の人たちのコミュニティにもなっている(撮影:倉谷清文)
アイランドホッピングツアーで飛ぶ、薩南諸島の航路マップ(クリックすると全体を表示)

アイランドホッピングツアーのフライトスケジュール

第1日=フライト7回

  • 【01】羽田(06時40分発)→鹿児島(08時25分着)
  • 【02】鹿児島(11時35分発)→奄美大島(12時40分着)
  • 【03】奄美大島(13時50分発)→喜界島(14時10分着)
  • 【04】喜界島(14時35分発)→奄美大島(14時55分着)
  • 【05】奄美大島(15時20分発)→徳之島(15時55分着)
  • 【06】徳之島(16時20分発)→奄美大島(16時50分着)
  • 【07】奄美大島(17時15分発)→鹿児島(18時25分着)

第2日=フライト9回

  • 【08】鹿児島(08時10分発)→喜界島(09時25分着)
  • 【09】喜界島(09時55分発)→奄美大島(10時15分着)
  • 【10】奄美大島(10時40分発)→沖永良部島(11時20分着)
  • 【11】沖永良部島(11時45分発)→与論島(12時10分着)
  • 【12】与論島(12時35分発)→奄美大島(13時15分着)
  • 【13】奄美大島(13時50分発)→喜界島(14時10分着)
  • 【14】喜界島(14時35分発)→奄美大島(14時55分着)
  • 【15】奄美大島(17時10分発)→福岡(18時30分着)
  • 【16】福岡(20時00分発)→羽田(21時40分着)

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