ICEカップヌードルライトを食べてみた:麻里子さまの味がする?(2/2 ページ)
この夏、日清食品が提案する新しいカップめんの食べ方が、カップヌードルライトに氷を入れる「ICEカップヌードルライト」。AKBを起用したCMの放送も始まっている。実際どんなものなのか、編集部で作って&食べてみた。
で、お味のほうは?
今回用意したのは「カップヌードルライト」と「カップヌードル チリトマトヌードル ライト」の2種類。チリトマトヌードルは5月7日に発売されたばかりの新製品だ。
お湯を少なめに入れた&氷を入れているとはいえ、作ってすぐのスープは人肌くらいの温かさ。この時点でまず食べてみたが、カップヌードルライトは「温度がぬるいのが不思議な感じだけど味はおいしい」、チリトマトヌードルライトは「悪くないけどなんだかハッキリしない感じ、これなら温かいほうがおいしいかな?」という感想。人肌くらいの温度であれば、個人的にはカップヌードルライトの味のほうが好みだ。夏場、暑い部屋で熱いカップヌードルを食べるなら、これくらい冷めているほうがおいしく食べられそうな気がする。
今度はキンキンに冷やしてみた
中途半端に温度がぬるいのが良くないのではないか……というわけで、ここでさらに氷を追加してみた。大きな氷の塊をそれぞれさらに1つずつ追加。氷を入れて混ぜているうちに、今度はしっかり冷たくなった。
スープまでちゃんと冷たくなると、印象が変わる。チリトマトヌードルライトは「冷製パスタみたいで、なかなかおいしい」と思ったが、逆にカップヌードルライトは「味が薄い……」と微妙な感じになってしまった。
ほかの人にも聞いてみた
せっかくなので、社内のほかの人にも食べてもらって感想を聞くことにした。「え〜、カップヌードルに氷入れるの?」と興味がありそうな人には、強制的に味見してもらう展開に。
圧倒的に人気があったのはチリトマトヌードル。「トマトジュース好きだから、これは好き。アリかも」「冷製パスタみたいで、けっこうイケる」などと好反応。カップヌードルライト好きを自認する社員M(30代男性)などは「普通のカップヌードルライトよりこっちのほうがおいしい!」と絶賛していた。
逆に苦戦していたのはカップヌードルライト。「味が薄い」「温かい方がおいしいと思う」「韓国料理屋で食べるあまりおいしくない冷麺みたい」とさんざんな評価である。「しまった、氷を追加してもらう前の状態も食べてもらえばよかった……」と、ちょっと後悔。
そのほか、「めんがのびにくいのはいいね」「意外と人気出るのでは? カレーとかシーフードとか、定番の味がICE用に出てきたら食べてみたい」という声もあった。
食べ物なのでもちろん人によって感想はさまざまだろうが、筆者の感想をまとめると「夏場なら悪くないかも? ただし冷たさを求めれば味が薄いし、ちょうどいい味にしたいと冷たさが足りない。ぬるくてOKな人はカップヌードルライト、冷たさを求める人はチリトマトヌードルライトがおすすめ」というところ。
定番商品を冷やすという新しい食べ方を提案して成功した例では、永谷園の冷やし茶漬けが思い浮かぶ。去年に続き、おそらく今年も節電の夏、暑い夏がやってくる。オフィスや自室の室温が高くて食欲がわかないときには、ICEカップヌードルという選択肢も悪くないかもしれない。
関連記事
- 行ってよかった工場見学、トップ10を飲食関係が圧勝――栄えある1位はあの国民食
旅行クチコミサイト「TripAdvisor」が、人気工場見学スポットのトップ10を発表。10施設中9施設が飲食関係という結果に。 - ついに全国発売。「カップヌードルごはん」を食べてみた
日清食品は、「日清カップヌードルごはん」を7月25日に発売する。価格は263円。せっかくなので食べてみた。 - 米を水道水以外で炊いてみた
先週、浄水場で放射性物質が検出されたことで、東京の一部の地域では乳児の摂取制限が発表された。もし水道水が使いにくくなった場合、米はどうやって炊けばいいのか。水以外での調理を試してみた。 - とあるコンビニオーナーの経営談議:カップめんのエキスパートから学ぶ、お湯の入れ方
カップめんをコンビニで買って、お湯を入れて持ち帰るときに、お湯がこぼれて熱い思いをしたことがある人もいるのでは。そんなときに役立つお湯の入れ方を紹介しよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.