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ホンダ、「フィットEV」が米国最高の電費性能を達成
2012年夏から米国で発売し、日本でもリース販売する電気自動車「フィットEV」。ガソリン換算でリッター50キロという電費性能を達成した。
米アメリカン・ホンダモーターは6月6日、北米仕様の「フィットEV」が米国環境保護庁(EPA)から、電気自動車として米国最高の電費性能の認可を取得したと発表した。フィットEVは、2012年夏から日本でもリース販売を開始する予定だ。
フィットベースの取り回しのよいコンパクトなボディに、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」で培ったモーター技術を搭載して、爽快な加速感ときびきびした市街地での走行を両立。モーターの最高出力は92キロワット、最大トルクは256ニュートンメートルで、最高速度は時速114キロ、航続走行距離は82マイル(約132キロ)となる。
フィットEVの交流電力消費率(電費)は100マイル(約160キロ)当たり29キロワット時(ガソリン1ガロンと等価な電気エネルギーを33.7キロワット時として換算すると1ガロン当たり118マイル、リッター約50キロとなる)。東芝製のリチウムイオンバッテリー(20キロワット時)を床下に搭載する。
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