米ホンダ エアクラフト カンパニーは10月29日、小型ビジネスジェット機「Honda Jet」の量産1号機の生産が始まったことを発表した。今後、HondaJetの量産体制は段階的に拡充していくという。
量産ラインには携帯型端末を用いた組立工程管理用のITシステム、機体塗装の品質向上と標準化を同時に実現するための多種塗料混合システム、組立部品を各工程で最適なタイミングで所定の位置に運搬するための自動部品運搬システムなどを投入している。
Honda Jetはこれまで4機の試験機と地上試験用の6号機が実証試験に投入されている。2013年初めには機能および信頼性試験に用いる5号機が飛行試験を開始する予定だ。
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