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国産ジーンズブランド「BOBSON」復活――創業家が買い戻す
2012年6月に倒産したボブソン。創業家がブランドを買い戻し、12月からインターネット販売で復活ののろしを上げることが分かった。
国産ジーンズのブランド「BOBSON(ボブソン)」が復活する。12月にもインターネット販売を開始し、その後、全国の有名ジーンズ店や売り場へ流通させる予定だ。
「ボブソン」ブランドは1971年に岡山県で誕生。日本製ジーンズを世界に向けて販売することで、米国の男性名として多い「Bob(ボブ)」が「損(ソン)」をするようにという願いが込められていた。
ところが2000年代後半の激安ジーンズ登場などにより販売不振となり、2009年11月に投資会社「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」へ事業を譲渡する。同投資会社は新たに「株式会社ボブソン」(本社・東京)を立ち上げるも業績は上向かず、2011年5月に民事再生法の手続きを申請した。
結局、再生計画は遂行できず、ボブソンは2012年6月1日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。それ以降、さまざまな企業がボブソンブランドの取得を試みていたが、創業家が新たに立ち上げた「ボブソンホールディングス」が同ブランドの再取得に至った。同社では、「次世代のジーンズ創りの再生」を目指すとしている。
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