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ベンツが「SLK」クラスで21年ぶりにMTモデルを導入する狙いは?(3/3 ページ)
メルセデス・ベンツ日本は、後輪駆動の2シーターオープンカー「SLK 200 BlueEFFICIENCY MT」(493万円)を発売した。同社としては21年ぶりのMTモデルの設定。日本法人からドイツ本国への働きかけという。
500万円を切る価格設定、ただし先進安全オプションは装着不可
通常グレードで580万円、3.5リッターV6エンジンを搭載する「SLK 350 BlueEFFICIENCY」が770万円、最上位のAMGモデル「SLK 55 AMG」が1090万円という価格付けのなかで、「SLK 200 BlueEFFICIENCY MT」は493万円という戦略的な価格設定となった。
一方で、ミリ波レーダーによる先進安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」は装着できない。レーダーセンサーによって先行車との最適な車間距離をキープする「ディストロニック・プラス」など、システムが積極的に運転に介入してくるため、ドライバーの意思の領域が大きいMTモデルでは技術的に搭載が難しいという。
なお、現行SLKクラスの日本導入1周年を記念して2012年4月に発売した特別仕様車の売れ行きが好調だったことから、同じ仕様のクルマを新たに「SLK 200 BlueEFFICIENCY Trend」として発売する。専用装備としてトランクリッドスポイラーリップや17インチ10スポークアルミホイールを採用し、7速ATを組み合わせる。価格は498万円だ。
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