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» 2006年07月11日 01時46分 UPDATE

ネット環境だけでオフィスファイルを見る

Officeソフトが入っていない環境に出くわしても、ネット上のオンラインサービスだけで、ある程度、オフィスファイルの閲覧は可能だ。GmailからWritely、Zoho Sheetなどを使った方法をまとめた。

[斎藤健二,ITmedia]

 オフィスファイルを開こうとしたらOfficeソフトが入っていないことに気が付いた──。誰もが一度はこんな経験をしたことがあるだろう。普段は仕事に使わない自宅のPC、友人宅のPCを借りて、インターネット喫茶でUSBメモリをつなげてと、さまざまなシーンでOfficeが入っていないPCに出会うことがある。そんなときも、ネットにつながってさえいればオフィスファイルを閲覧できる。

ファイルビューアとしてのGmail

 Biz.IDがオープン記念でプレゼントした「Gmailアカウント」。無事に受け取っていただけただろうか。Gmailは無料のWebメールサービスだが、添付ファイルをしっかり扱えるという特徴もある。

 「あっ。Officeをインストールしていない!」と思ったら、まずGmailを使えないか考えてみよう。Gmailを開いて、自分宛にファイルを添付して送信する。そしてそのメールを見てみよう。「HTML形式で表示」というリンクが現れているはずだ。

ks_of_gmail1.gif

 これでほとんどのオフィスファイルを“見ることが”できるはず。Word内の表も表示可能だ。ちょっと中を見たいというニーズはこれでクリアできる。ただし問題はオフィスファイル内に含まれる画像部分だ。Excelでいえばグラフ、PowerPointやWordに張り込まれた画像。これらを閲覧するには、さらに工夫する必要がある。

ks_of_gmail2.gif 左はWord、右はPowerPointのファイルをGmailの「HTML形式で表示」で開いたところ。画像は表示されないが、少なくとも何が書かれているかは読める
ks_of_gmail3.gif 左はオリジナルのExcelファイル、右はそれをGmailで開いたところ。グラフは見られないが表の中身は読める

サイズは10Mバイトまで。MS Office&OpenOfficeをサポート

 ちなみにGmailで受信できる添付ファイル容量は合計10Mバイトまでだ。筆者の“お仕事系”ファイルを調べたところ、いわゆるオフィス系ファイルが1592個あるうち、1Mバイト以上のサイズのファイルは116個、5Mバイト以上は10個だった。10Mバイト以上は1つもなかった。10Mバイトあれば、オフィス系ファイルを扱うのに十分だ。

 対応しているファイル形式は下記の通りだ。

拡張子 作成アプリケーション
.pdf PDF
.doc Microsoft Word
.xls Microsoft Excel
.ppt Microsoft PowerPoint
.rtf リッチテキストファイル
.sxw OpenOffice Writer
.sxc OpenOffice Calc
.sxi OpenOffice Impress
.sdw StarWriter
.sdc StarCalc
.sdd StarImpress
.wml 携帯端末向けマークアップランゲージ

ファイル内の画像も確認+編集も──Writely

 Wordファイルを(画像も含めて)閲覧したり、編集もしたいというならWritelyがお勧めだ(利用法はこちら)。無料で利用できるオンライン上のワープロサービスで、Gmailでは表示できなかった、Wordに貼り付けられた画像ファイルも表示できる。

ks_of_gmail4.gif 先のWordファイルをWritelyで開いたところ。Wordに貼り付けたグラフなどは表示されないが、画像については表示/編集が可能

 WordやOpenOffice Writerなどのファイルは500Kバイトまで、また画像ファイルは2Mバイトまでアップロードでき、EメールにWordファイルを添付して送ってもアップロード可能。ファイルはWebブラウザ内で編集が可能だ。

 Writelyのドキュメントは基本的にはオンライン上に保存され、ほかのユーザーと共有、互いに編集することが可能。ドキュメントにはタグを付けることができるため、あとから柔軟に検索が可能だ。またWord形式やリッチテキストフォーマット、PDFなどに書き出すこともできる。

Zoho Sheet

 グラフなどを含んだExcelファイルを閲覧、編集したいなら「Zoho Sheet」を試してみるといい(利用法はこちら)。こちらも無償で利用できるオンライン上のスプレッドシートアプリケーションサービスで、数式や関数を使った計算、そして2D/3Dグラフの作成が可能だ。

ks_of_gmail5.gif 先のExcelファイルをZoho Sheetで開いたところ。3Dグラフも再現されている

 1Mバイトを越える大きなExcelファイルでもアップロードでき、基本的な部分の編集が可能だ。グラフは縦棒/横棒/円/線の4種類をサポートし、それぞれ2D/3Dグラフを利用できる。Excelの面グラフやレーダーグラフは読み込めないが、基本4種類のグラフはほぼそのまま閲覧、編集が可能だ(複数のグラフを含むExcelファイルをインポートすると、最初全グラフが重なって表示されるので、うまく移動させよう)。Ajaxを使うことでさまざまな動作がアニメーションし、ウィンドウがポップアップする様はブラウザ上のアプリケーションとは思えないほど。

 Webベースのサービスを完全にOfficeの代わりに使うことはできないが、確認やちょっとした修正には“ツカエル”ものになってきた。

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