マイクロソフトは同社のWeb検索「Live Search」に検索した単語と関連するものを表示する「関連検索」を11月8日に追加した。
マイクロソフトは11月8日、同社のWeb検索「Live Search」で「関連検索」が利用可能になったと発表した。
「関連検索」は、検索したキーワードに対して、ほかのユーザーによる検索頻度の高い言葉を最大8候補まで「関連キーワード」として表示する機能だ。「Microsoft IME」の技術を利用し、同じ言葉であっても漢字・カタカナ・ひらがな・英字などで異なる表記も関連キーワードとして表示する。例えば「とよとみひでよし」と検索すると関連キーワードとして「豊臣秀吉」という漢字表記を表示する。
このほか、「Live Search」に追加された機能として「検索マクロ」がある。これは、検索エンジンを自分好みにカスタマイズして「釣りに関する情報だけを検索」「料理のレシピだけを検索」「IT系のニュースサイトを優先的に検索」「特定のブログポータルを優先的に検索」などを実現できるツールだ。
検索マクロを作成するには、検索マクロのスタートページから「開始」ボタンを押して、次のページで「初級」「上級」のどちらを利用するか選択する。
「初級」は単純な操作で「特定のサイト内から検索」というシンプルなマクロを作成可能。「上級」ではある単語に「重み付け」をしたり、特定のドメインからリンクされているページを対象にしたり、HTML、TXT、PDF、DOCなどの指定したファイル形式から検索する機能などを持った演算子を利用して、複雑なマクロを作成できる。作成途中には、マクロを利用して検索した結果と、標準のLive Searchを利用して検索した結果をウィンドウの左右に表示して比較できる。
マクロが完成したら公開することも可能で、「Windows Live Gallery」の検索マクロのページには多くの検索マクロが公開されている。ここで自分の目的に合ったマクロを探して、自分のLive Search検索結果ページに取り込むこともできる。
11月7日に発表された「地図検索」β版については、オンラインサービス事業部の伊集院絹子氏が「電話帳情報の検索」や「コレクションの保存」などを解説した(11月7日の記事参照)。
地図検索の今後の展開としては、よりビジュアルを分かりやすくし、関連情報の充実やモバイルからの閲覧についても対応したのちに広告収入を得ることを目指していると説明したが、具体的な予定はまだないとした。
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