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» 2008年04月04日 14時00分 UPDATE

“愛され”新人を育むビジネスマナー:オトナのファッションは「目立たぬように自己主張」

人間は中身が肝心……とはいっても、ビジネスシーンではまず外見で判断されがち。 とくに初対面なら、第一印象はきわめて重要だ。見た目で損をしないために、好感度の高いビジネスファッション、そして身だしなみの基本を押さえよう。

[SOS総務]
SOS総務

 ビジネスウエアには、基本がスーツ、派手過ぎても地味過ぎてもいけないという以外、あまり明確な決まりがない。また、ここ数年のビジネスシーンには、職種や会社の慣例・規則(カジュアルデーやクールビズの導入)などにより、カジュアルな服装に身を包むビジネスパーソンも多く見られるようになった。

 このように自由度の高いものだからこそ、なおのこと繊細な気遣いが求められるのだ。男女別にそのポイントを見ていこう。

好感度の高さをねらう――男性のファッション

 ・清潔感が第一の目安

 好感度が高いファッションの第一条件は、清潔感。襟や袖口の汚れ、ネクタイのシミ、肩のフケはもちろん、靴の汚れやメガネの曇りなども目立つので注意を。また腕時計、カバン、ハンカチ、名刺入れ、サイフにいたる日常のグッズも要チェック。

 ・ビシッと決める

 当たり前だが、ファッションは「見た目」が大事。スーツ、シャツ、ネクタイ、頭髪、人によってはメガネになど、他人の目に触れる部分はビシッと決めよう。

 ・周囲に溶け込む

 お気に入りのファッションでも、社内で浮き上がってしまえば考えもの。とくに新人は、周囲に溶け込む努力も求められるため、それで「生意気」と取られてしまうことも……。

 ・3着は欲しいスーツ

 スーツは、3着は用意したいもの。無理ならスペアズボンつきのスーツから始めて、早めに1シーズン2着を目指しましょう。ネクタイは最低5〜6本(1週間分)は用意すること。靴も2〜3足を交互に履くことで、ずいぶん長持ちする。

 ・ワイシャツは日替わりで

 ワイシャツは、ネクタイ同様1週間分は用意したいもの。またはクリーニングに出すペースを基準にして、必要なだけそろえるのもいいだろう。いずれにしても、毎日取り替えることが基本。

 ・上着の着脱はTPOに合わせて

 自社のオフィス内なら上着を脱いでも大丈夫だが、接客の際には上着の着用がマナー。他社訪問の場合も、移動の電車の中なら上着を着る必要はないが、訪問先の建物に入る前に上着を着てきちんとボタンを留めておくのが常識だ。

 最近は「クールビズ」などを導入する企業が増え、夏場はノーネクタイ、上着無用というファッションも登場しているが、あまりカジュアルダウンし過ぎないなど、TPOに合わせた判断も必要。

自分を上品にアピール――女性のファッション

 ・基本はやはりスーツ

 女性のビジネスウエアも、スーツが基本。紺やベージュなどベーシックな色とスタイルのものが、春夏と秋冬の2シーズンに合わせて1〜2着あれば、いつでも、どこでも通用して便利。あとはスカートとパンツ、下に合わせるものを替えたりしてバリエーションを。

 ・機能性もポイントに

 オフィスでは動きやすい服装であることも大切。というよりも、体の線を強調した服や露出の多い服、細く高いヒール、過剰なアクセサリーなど、ビジネスの場にふさわしくないといわれるファッションは、そもそも動きにくいものが多いので要注意。

 ・化粧と香水は控えめに

 化粧は、「健康的な清潔感」をキーワードにして自分なりに。香水も、つけすぎると、どんなにいい香りでもはた迷惑。上手に取り入れた控えめな自己主張で、好感度アップに生かそう。

 ・制服でも手抜きはしない

 毎日着る制服は、襟や袖が汚れていないか、ボタンがとれかかっていないか、シミやシワは……と、私服よりも、チェックポイントが多いもの。また、制服だからといって出勤時の服装はどうでもいいわけではなく、ここでも社会人としての常識が問われることを忘れないよう。

 ・ブランド品は避ける

 地味なものであっても、高級ブランドのスーツは避けた方が無難。また、カバンや靴、コートなど、誰もが知っている高価なブランド品を、たとえ持ってはいても会社には持参しない方が賢明というもの。新人がそういうものをこれ見よがしに持ち込むのを、快く思う人はまずいないと考えよう。

服装のポイント

個所 ポイント
1.髪 清潔に見える短めが無難。出勤前には寝グセがついていないかチェック。髪の色も明るすぎないように
2.ワイシャツ 白の無地が基本。ただし淡い色や縦じまでもOK。くたびれた襟、全体のシワはNG
3.スーツ 紺・グレー・ベージュ系の落ち着いた色が基本
4.スーツボタン 3つボタンなら最低限上2つまたは真ん中、2つボタンなら上1つは必ずとめておく
5.ポケット 携帯電話や小銭、ハンカチ、ティッシュなどでポケットをふくらませないこと
6.カバン 黒や濃い茶が無難で、B4サイズの紙を折らずに入れられる大きさがベスト。肩から提げるより、手に持ったほうがスマートに見える
7.ズボン こまめにプレスして折り目を維持しておく。時間のない新人には、形状記憶型のズボンという選択肢も
8.靴下 紺・茶などのオーソドックスなものを。白は汚れが目立ちやすい上、学生のような印象になりがち。スポーツソックスは、くだけすぎていてNG
9.靴 スーツに合わせたダーク系が基本。最低でも週に1回、外回りの営業職は3日に1回は磨こう
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個所 ポイント
1.髪 長すぎない方が清潔に見える。長い場合はすっきりとまとめると印象もよい
2.メイク 基本はナチュラルメイク。さわやかさと若々しさを演出するためにも、厚化粧はNG
3.アクセサリー 細めのゴールドやシルバーなど、シンプルなネックレスを。ジュエリーなら小粒なものを選ぶ。音のするイヤリング、ブレスレットなどは、オフィスでは外しておこう
4.ブラウス シンプルなものを。襟開きの広すぎるものや、派手な色や柄は避けた方が無難
5.スーツ 紺・グレー・ベージュ系のオーソドックスなデザインをベースに
6.バッグ できればB4サイズを折らずに入れたい。それが無理なら、せめてA4サイズを折らずに入れられるものを
7.スカート 制服のスカート丈を目安に、短かすぎないものを。パンツも用意しておくと、何かと便利
8.ストッキング ベージュ・黒などの無地が基本。必ず予備を用意しておくこと
9.靴 シンプルなローヒールがベスト。色も黒・ベージュなど、抑えめにする
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用意しておきたい小物類

爪切り・ヤスリ/制汗パウダー・スプレー/足ムレ対策用中敷やスプレー/口臭予防グッズ/手鏡とクシ・ブラシ


『月刊総務』2006年3月号 総務のマニュアル「オトナの作法(マナー)入門」より


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