ケータイFlashでサクサク写真を見られる画像共有サービス

撮った写真をケータイで気軽に見たい、友人にも送ってあげたい。「さくさく4コマ画像ワールド」は、写真をメールで送るだけでケータイFlashを生成、そのURLにアクセスするだけでサクサクと写真のアルバムを閲覧できる。

[斎藤健二，ITmedia]

　撮った写真を空き時間にサクサクみたい、家族や友人に送ってあげたい。こう思ってもPCの画像共有サイト（しかも要ID登録）を使ったり、メールに添付して画像を送ったりするのは面倒だ。受け取ったほうも、気軽に見るというわけにはいかない。

　こんな悩みを解決するサイトが登場した。

　創業後間もないベンチャー「クリエイティブクラス」は5月1日、写真をケータイのFlashに変換し、家族や友人と共有、簡単に閲覧できる「さくさく4コマ画像ワールド」（http://sk2w.jp/）の一般公開を開始した。無償で利用できる。勝城嗣順社長は「ケータイで画像をサクサク見ることを目指した。モバイルにおける写真系ウィジェットメーカーとなっていきたい」と話す。

※上記のFlashは「さくさく4コマ画像ワールド」のFlashを読み込んでいます

ケータイFlashは100Kバイトの容量制限があるため、写真4枚を1組のFlashとして生成。4枚目の表示が終わると5枚目以降の画像ファイルを自動的に読み込む。画面下部の「コメントを付ける」から写真にコメントを付けることも可能。コメントは全員で共有される

ワンボタンで写真を次々と表示。待ち時間なし

　画像の登録はさくさく4コマ画像ワールドのPC／ケータイサイトから画像をアップするか、専用メールアドレスあてに複数の画像を添付して送付するだけ。すると自動的にケータイ向けFlashが生成され、URLが発行される。そのURLにアクセスすれば、Flash化された画像をワンボタンで次々と閲覧できるようになる。

　写真は、一般に公開するものと、URLが推測されにくいものとなるプライベート向けの公開方法を選べる。いずれもURLを送るだけで友人と共有が可能だ。この気軽さと、ケータイFlashによる操作性の良さが同サービスの特徴だ。

　それぞれの写真には、ケータイFlash上から各自がコメントを登録することもできる。それぞれのコメントは共有され、写真下部に次々と表示される。

Flash Lite2.0以降対応のケータイで利用可能。Flickr対応も目指す

　現在のところ、Flash Lite2.0に対応したケータイで利用可能。auやソフトバンク端末では機種によって異なるが（au対応表、ソフトバンク対応表）、ドコモであれば905i/705i以降なら対応している（ドコモ対応表）。写真の解像度はQVGAサイズだが、VGA液晶を備えた端末でも全画面表示が可能だ。

　今後はFlickrなどのAPIを使い、PC上の画像共有サービスとの連携を進める予定だ。「画像ストレージ的なサイトと競合するつもりはない。そうしたサイトの写真をケータイでサクサク見るためのプラグイン的な存在にしたい」（勝城氏）