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» 2008年06月17日 18時18分 UPDATE

みんなで作る地球のあした、企業発“巻き込みエコ”最前線:第6回 毎日マイエコ自己申告――ブラザー工業の植樹活動 (1/2)

ブラザー工業では、従業員やその家族が毎日のエコ活動を自己申告し、貯めたエコポイントで植樹する「エコポイント活動」を展開中だ。6月16日からは新たに、顧客から回収した使用済み消耗品もポイント対象に加えた。同社のエコ活動に迫る。

[豊島美幸,ITmedia]

 植樹のために社員向けのポイントプログラムを用意し、社員やその家族、また回りをも巻き込んでエコ活動を行っている企業がある。ブラザー工業だ。

 同社では2008年4月から、国内グループの従業員やその家族が、自分のエコ活動をPC上で毎日自己申告したものをエコポイント換算。ポイントが貯まると植樹する「ブラザーエコポイント活動」を展開している。6月16日からはさらに、グループ内のブラザー販売が、顧客から回収した使用済み消耗品もポイント対象に加えた。

「日々エコチェック」にコツコツ入力

mt_shanai1.jpg 社内のイントラネット内の「エコポイント」入り口

 上の写真はブラザー工業の社内で使っているイントラネット画面だ。「日々エコチェック」という欄には、「外出時に公共機関を利用する」「エコ通勤(徒歩、自転車、公共機関の利用等)」「階段の利用(2UP3DOWN)」「マイバッグの使用(レジ袋を断る)」「マイカップの使用」「ゴミの分別」――とあり、設定されているチェック項目は細かい。中には「環境に対する提案」というものまである。

mt_shanai2.jpg 「エコポイント」内の「日々エコチェック」欄。ここに毎日入力する

 同社広報の西村あやさんによると、「自分のポイントがどう使われているかが分かるよう、逐一サイトで近況報告していく予定。植樹する場所も従業員が通いやすい場所を選んだ」。また、イントラネットの右欄には個人順位やグループ順位などを発表しているなど、張りを持って活動参加できるように工夫を施している。

 参加は個々の自由。開始から2カ月たった現在、従業員約4000人のうち330人とその家族420人の、計750人が参加している。さらに参加者を増やすため、「食堂に行く通路の壁に目立つよう告知」したり、イントラネットのトップページに大きく告知している。社内で貯めたエコポイントに応じて植樹することにした。

使用済み消耗品でもポイント加算

 今回はさらに、グループ会社のブラザー販売が顧客から回収してきた使用済み消耗品もポイント加算項目に加えた。ただし、メインはあくまで社内活動によるエコポイント。消耗品によるポイント換算はあくまで「プラスアルファ」だ。そのため、植樹に必要なポイントを増やすルールとした。

 消耗品回収によるポイント導入の目的には、環境保全意識の啓発と消耗品の回収率アップの2つがある。回収と植樹を結びつけば、顧客が「植樹活動に貢献している」と、消耗品を積極的に回収に回すようになり、回収率は上がるというわけだ。

 同社では、まず回収によってエコポイント換算することを知ってもらうために、ユーザー登録者へのメールマガジンや店頭配布チラシなどで告知に努めるという。「ブラザーエコポイント活動」による回収率アップを見込み、消耗品回収による植樹を「年間200〜300本」としている。

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