コブだらけ? らせん状? 「結ばなくても、ゆるまない」運動靴ひも近・楽・長で選ぶメタボ対策ツール

ジョギングにウォーキング。運動時に欠かせない運動靴は、脱ぎ着するたび靴ひもを結ぶのが面倒だ。この面倒くささから解放してくれる上、靴を履いた時のフィット感が持続するという、変わった形の靴ひもがある。

» 2008年07月30日 18時45分 公開
[ITmedia]

 ジョギングにウォーキング、野球にサッカー――メタボ対策に運動スポーツはもってこいだ。こうした運動時に欠かせないのが運動靴だが、脱ぐ時に靴ひもをほどき、履く時に結び直すのにわずらわしさを感じたことはないだろうか。

 このわずらわしさから解放してくれた上、靴を履いた時のフィット感が持続するという変わった靴ひもがあるという。フランス生まれの「エクステネクス(Xtenex)」だ。

靴ひもの先は写真のようにそのまま放っておいてもいいし、内側に編み込んだり、不必要な部分を切ってしまう使い方もあるという

コブとゴムが、ひものゆるみを防いでフィット感アップ

 変わっているのは2点ある。パッと見て分かるのが、丸いコブが節状にたくさん付いているところ。また、引っ張ればゴム状になっているのが分かる。コブとゴムの2点が、エクステネクスの特徴。

 この靴ひもは、丸いコブのどれかが靴穴に引っかかる。だから、足の甲のフィット感に合わせて1度調整してしまえば、次からはひもを伸ばして簡単に着脱ができるのが、大きな利点だ。伸縮性のない通常のひものように、着脱毎にほどいたり結び直したりする必要がない。靴穴に通す時は、コブを消すためにひもを引っ張る。通し終わったら、コブのどれかが靴穴に引っかかるというわけだ。

靴穴に通す時はひもを引っ張るとコブがなくなる。 ※「ヘルス&フィットネスジャパン2008」(6月18日から3日間、東京のビッグサイトで開催)で撮影

 また、通常の靴ひもは伸縮性がないから、靴を履く時にいくら調整しても、足が動くに連れてひもがゆるんでしまう。そのため均一なフィット感が持続しない。解消するには途中で結び直す必要があった。

 一方、エクステネクスは、履いているうちにゆるむことがなく、途中で結び直す必要がないのも利点の1つ。靴ひもは1コブ毎にひもが独立して伸びる。例えば靴ひものある部分に力が加わると、その部分だけ伸びて、また元に戻る。そのため、あらかじめ一段一段のフィット感を好みに調整しておけば、好みのフィット感が履いている間中続くのである。

 総輸入代理店のエクステネクスジャパンによると、普通の靴ひもを結び直すと、その時々で調整具合にバラ付きが出てしまい、毎回まったく同じ具合に調整することが難しかった。普通の靴ひもでは限界のあった足の甲部での調整が、エクステネクスの登場で安定的にできるようになった。


 ゴムはポリエステルでコーティングしてある。よほどの力が加わらないと、ひも自体がいきなり切れることがないから、「耐久性は普通の靴ひもと変わらない」(エクステネクスジャパン)。

 ひもの太さは3種類用意している。普通の運動靴用が2種と、普通の運動靴よりも靴穴が小さいゴルフ靴用が1種だ。長さは50センチと75センチの2種ある。価格は50センチ長のものが2100円、75センチ長が3150円。

 カラーはブラック、ダークブラウン、ブルゴーニュ、レッド、イエロー、ホワイト、ロイヤルブルー、ライトブルー、ピンク、ネオングリーン、ネオンオレンジ、全11色。豊富に用意しているから、靴とのコーディネートが楽しめそうだ。

 エクステネクスは、ゴルフなどプロスポーツ選手に愛用者が多いという。現在は総輸入代理店のエクステネクスジャパンや販売代理店ネーヴェなどのWeb通販で購入できる。エクステネクスジャパンでは、今後は大手フィットネスクラブなどでも入手可能にしていく予定だ。

まるで電話コード、らせん状の靴ひも

 らせん状の靴ひももある。オーストラリア生まれの「スプリンガーズ(SPRINGERS)」だ。


 ゴムを内蔵したひもがらせん状に渦巻いており、エクステネクス同様、結ぶ必要がなくゆるみにくいという。ワンサイズで価格は924円。カラーはイエロー、ブラック、パープル、ブルー、レッド、オレンジ、ブラウン、ホワイト、ブラック&ホワイトなどがある。

 グルービーハウスグッズファクトリーなどWeb通販や、東急ハンズ渋谷店、新宿店で購入できる。

 運動靴は運動スポーツを始めるための第一歩。こだわりの靴ひもで、ゆるみを気にせず快適に踏み出してみては?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ