非常にうっとうしい震える付せんのアニメーションでタスクを思い出すのだ：シゴトハッカーズ（3/4 ページ）

[大橋悦夫、佐々木正悟，ITmedia]

佐々木　まず、リマインドの仕方がいいです。いきなり画面中、アラーム音とともに、非常にうっとうしい震える付せんのアニメーションが現れます。処理するつもりになれないとしても、少なくとも対応せざるを得ません。第一にはこの、「処理させる力」が魅力です。

アラーム音とともに、非常にうっとうしい震える付せんのアニメーションが現れ、強い「処理させる力」を持つStickies

　第二に、リマインドするタイミングを、非常に細かく設定できるのがいいです。1分後から10分後、15分後、30分後など、短い間隔でもリマインドさせられますし、1日後、5日後、1週間後、来週の同じ曜日、来月の同じ日など、長い期間でも細かく決められます。特定の日時でもOKです。

　第三に、リマインドされるまでの間、付せんを目の前から消しておくことができるので、画面に付せんやメモが一杯残って、作業スペースを圧迫しないようにできます。

Biz.ID　大橋さんは、メールをToDoリスト代わりにも使っていて、佐々木さんは、割り込んで作業を促してくれる点でStickiesを高く評価している、そんな感じでしょうか？

大橋　僕もStickiesを使っていますが、PCの前にいない可能性のある時間帯については、携帯メール＋ToDoMailを活用する、というすみ分けです。

佐々木　PCの前にいない可能性のある時間帯の予定はGoogleカレンダーに集中するようにしています。リマインドのタイミングは可能な限り、直前に。ですが、事前に調べ物をする必要があったり、急で脅かされたくないこともありますから、そんな場合には何度か小分けにリマインドします。

　それから、やりたいことを人に言っておくということも、最近はよくやります。これはうまくいくと、自分の代わりにその人が何らかのアクションを起こしてくれたりします。かなり運のいい場合ですが。それと、場合によっては、私がイメージしていたより、よい成果を上げてくれることもあります。「〜が欲しい」といつも言っていると、私が欲しいと思っていたより、よい製品を教えてくれたりすることもありますので。

Biz.ID　Googleカレンダーは、携帯から登録しているんですか？

佐々木　いえ、PCです。ただし、出先のときには、自分にあててメールします。カレンダーに入れるように、と。メールのチェックだけは、どこにいてもわりと頻繁にするので。メールしておけば、忘れることはあまりありません。

Biz.ID　最後に、リマインダーツールの使いこなし方でポイントとなることを、一言教えてください！

大橋　何か思いついたら、断片的でもいいので必ずメモして、それを後で見返すクセをつけることだと思います。Stickiesは、このことを習慣化するうえで大変役に立つツールです。見返したい頃合いを見計らってリマインドさせればいいわけですから。

佐々木　リマインダーはあくまでも記憶の補助。最後は結局記憶で行動するのですから、無駄があったり、タイムリーでなくてもいいと思います。あくまでも、締め切り前に思い出すことができて、行動を起こす時に意識に上っていればいいわけですから。