三菱鉛筆は、黒鉛に超微粒のダイヤモンドを配合したシャープペンの替え芯「ユニ ナノダイヤ」を発表した。芯1本あたりに約4億個のナノダイヤを配合し、強度を落とすことなく滑らかな書き味に仕上げたという。
三菱鉛筆は9月11日、黒鉛に超微粒のダイヤモンドを配合したシャープペンの替え芯「ユニ ナノダイヤ」を発表した。発売は10月1日で、価格は210円。
これまでは、シャープペンの芯を折れにくくするには、素材中の柔らかい黒鉛分を少なくする必要があり、その分濃さや滑らかさが損なわれてしまうと言われていた。
ユニ ナノダイヤは、黒鉛にナノスケール(1ナノメートルは10億分の1メートル)のダイヤモンドを配合し、粒状の黒鉛の間に油分を注入したことで、硬さと滑らかさを両立したという。長さ60ミリの芯1本あたりに、約4億個のナノダイヤを配合。黒鉛が均一かつ高密度に整列しているため、低摩耗でも濃い線が描けるとしている。
芯径は0.3ミリ〜0.9ミリで、硬度は4B〜4Hまでの全27種類を用意する。なお、三菱鉛筆がシャープペン替え芯の新商品を発売するのは13年ぶり。
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