ワーキングチェア「Zephyr」試作機、オカムラが国内で09年6月発売仕事耕具

岡村製作所は、ワーキングチェア「Zephyr(ゼファー)」のプロトタイプを発表した。「さまざまな執務姿勢を的確にサポートすること」をコンセプトに開発を進めたという。

» 2008年11月10日 18時00分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 岡村製作所は、ワーキングチェア「Zephyr(ゼファー)」のプロトタイプを発表した。価格やサイズなどは未公開だ。

 Zephyrは、「さまざまな執務姿勢を的確にサポートすること」をコンセプトに開発を進めたワーキングチェア。人間のくるぶしを動きの中心として、背もたれとシンクロして座面がスライドする独自のリクライニング機構「アンクルチルト リクライニング」を搭載し、大腿部への圧迫感を低減した。また、背もたれが傾くに連れて座面との同調比率を変化させる機構を追加し、徐々に上半身を起こせるように補助するという。

 岡村製作所によれば、「こうした機能によって、リクライニング時の後傾姿勢であっても、前方が見やすくなり、執務に適した姿勢を実現する」としている。

 このほか、背もたれの角度を調整するリクライニングストッパーをリクライニング時に操作しやすいよう座面左下後方に配置。座面右下のリクライニング強弱調整レバーで、リクライニングするのに必要な背もたれを押す力を調整できる。また、座面左下のレバーでは、60ミリの範囲座面高の調節も可能だ。

 背もたれは、通気性が高いメッシュタイプと、優しく柔らかな座り心地のクッションタイプの2種類。いずれも13色でのカラー展開を予定している。

 Zephyrは2008年10月にドイツのケルンで開催された「ORGATEC 2008」において発表していた。国内での発売は2009年6月を予定。価格や大きさなどの詳細は公開していない。

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