モノが売れるわけでもなく広告を回すわけでもない企業ブログ。その“効果は?”と聞かれたら、どう答えればいいのでしょうか。効果を可視化するポイントを、実際の例から4点、ご紹介します。
企画や新しい試みを企業として始めるとなると、常に考えねばならないのが、「費用対効果」です。
「ところで、ブログの効果はどう? どんな成果が出ている?」と尋ねられ、さっと答えられるほうがスマートですからね。
ビジネスブログ上で情報を発信したところで、売り上げが急増することがないのはまあ当然として、ではどんな効果があって、どこまで期待してもよいのか。今回は、ビジネスブログの費用対効果について、お話したいと思います。
私は、ビジネスブログの効果が最も発揮されるシーンは、外部(お客さまなど)との距離感を計るときだと思っています。通常の一方通行的なマーケティング手法では、お客さんの反応をリアルタイムで受けながら進めていくことは難しく、どうしても企業の理屈が優先されてしまいがちです。往々にして、多少のズレは承知の上で突き進まねばならず、結果的に要望を反映できなかったり、思惑が外れてしまったりすることもあります。
この距離感を把握していないと、せっかくの施策のピントがずれてしまい、効果を発揮することができません。外部と自社の、ちょうどよい距離感を保つためのセンサーがあるのが理想で、それがビジネスブログなのです。外部との距離感を知るため、ブログをレーダーとして用いるのですね。
ここでいう距離感とは、外部の人の関心事が、
を把握することだと思っています。
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