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» 2009年01月22日 14時30分 UPDATE

シゴトハッカーズ:「やめる」ことを決めるのだ (1/4)

実は「やること」よりも、「やめること」のほうがエネルギーが必要だったりします。今回は、やめることをどうやって探し出すか、どうやって止めることを決断するかを考えます。

[大橋悦夫、佐々木正悟,ITmedia]
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大橋さん、佐々木さん。この1年間で“やること”“やりたいこと”を決めるのと併せて、“やらないこと”を決めるのも大事だと聞きました。

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少し前から“やめて”いるのですが、やめて良かったこととして「個人情報の一元管理」があります。年賀状を書くときや、たまに、あて名ラベルを作るときに思い立って、すべてのあて名などの情報を集中的に管理したくなるのです。以前は、相当の時間をかけてやっていたのですが、やめても差し支えないことが分かり、その分の時間が解放されました。

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やめても差し支えないってことは、どのようにして気づいたのですか? 案外、今までやっていたからやらなくちゃ――ということで、惰性でやっていることも多いと思うのですが、気づくのも難しいですよね。

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この問題に関しては、どちらかというとこれまで「完全な一元化」が達成できた試しがなく、達成するにはかなりのエネルギーが必要だと気づき、そう思ったところが、やめるキッカケとなりました。それから、Gmailを使うようになり、個人情報についてあとから必要になったとしても、検索をかければ短時間で見つけ出せるという環境になったので、これも大きなキッカケとなりました。


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何か一般的に、「やめるべきことを見つけるコツ」というものがあるのでしょうか?


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「やめるべきだ」と気づく背景には、「何かをやめなければ身動きが取れない」というような差し迫った状況があるはずです。机の上の整理をし始めるのは、机の上が書類文具ガジェットなどでいっぱいになり、探し物が見つからなくなったり、ちょっとした書き物のスペースにも事欠くようになってからでしょう。そういう意味で、意図的にそのような「窮乏状態」を作り出すことが「やめるべきことを見つけるコツ」といえると思います。

 具体的には、いろいろなことに次々と手を出してみる。ツールは新しいものをどんどん使ってみる。一通り使ってみたうえで、一番自分にとってしっくりきたもの、使うのに抵抗の少ないものを「本採用」するわけです。「本採用」するということは、それ以外の候補は「落選」しているわけですから、結果として「やめた」ことになります。不要だと思っていても、いざやめようと思うと、一気に心理的なハードルが上がるものですから、「やめる」ことからはいったん離れて、「始める」ことに目を向けることが、逆説的ですが、やめるうえでは効果的だと思っています。

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なるほど、あっぷあっぷになるまでまずは詰め込んでみると。でもこれまでやってきたことをやめるって、新しいことを始める以上にエネルギーが要りますよね。佐々木さんの住所録のように、代替手段を見つけるしかないのでしょうか?

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