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» 2014年01月15日 12時30分 UPDATE

キングジムから新たなユニーク製品:スタンド型スキャナ「デスクショット」はどんな人が“買い”か? (1/4)

ポメラやショットノートでおなじみのキングジムが、ユニークな形状のスキャナを発売した。気軽にどんどんメモを電子化できるようだが、画質は補正の精度はどの程度か。いくつかスキャンしてみた。

[鈴木啓一,Business Media 誠]

 ポメラやショットノートでおなじみのキングジムが、またユニークな製品を発売した。机の上で場所を取らない、ひょろっとスリムでユニークな形状の、スタンド型ドキュメントスキャナ「デスクショット DK800」(1万5440円)である。スキャナを使いたいと思いながら、場所を取るからと諦めていた人には朗報かもしれない。


shk_desk01.jpgshk_desk02.jpg 「デスクショット DK800」本体。画像右はPCに接続したところ

 デスクショットは、本体サイズが65×78×386(幅×奥行き×高さ)ミリ、重量が185グラムの縦に細長いスキャナ。先端に800万画素のCMOSセンサーを搭載し、A4までの原稿を約160dpiの解像度でスキャンできる。

 接続側PCの対応OSはWindows 8または7。付属のソフトウェアをPCにインストール後、USBケーブルでデスクショットをPCに接続すれば利用できる。

PFUのスタンド型スキャナ「ScanSnap SV600」との違いは?

 デスクショットは、事務デスクの上、PCディスプレイのすぐ脇などの狭い場所に設置できるのが最大の特徴だ。USBケーブル接続時の設置面積は幅約66ミリ、奥行きは100〜120ミリ程度。もちろん、原稿を読み取るときには原稿が置けるだけの面積は確保しなければならない。

 読み取り範囲は、およそ横33センチ、縦36センチの範囲で、A4サイズの原稿(21×29.7センチ)を縦横どちらにも置くことができる(※詳しくは後述するが、読み取り範囲には原稿以外何もないことが望まれる。加えて「文書の輪郭を自動認識」するためには、白い紙とのコントラストの取れる黒っぽい背景になっていることが望ましい)。

 撮影モードは以下の3種類。

ドキュメントモード

 A4サイズまでの紙、チラシ、ハガキ、名刺、メモなどの電子データ化に向き、台形補正が行える。

マーカーモード

 新聞やチラシの一部分をマーカーで囲み、そこだけを電子データ化する。

補正なしモード

 対象物の撮影画像を補正せずそのまま保存する。

 デスクショットのカメラで原稿を撮影すると、長方形の原稿が台形に写ってしまう。これを、元の長方形データに画像処理技術で変換することを「台形補正」という。デスクショットに付属するソフトウェアは自動で台形補正を行う。ただ、正確に書類の輪郭を抽出するのはなかなか難しく、精度を上げるには利用者の調整が必要だ。

 なお、デスクショットとよく似たスタンド型タイプのスキャナとしては、PFUの「ScanSnap SV600□ScanSnap SV600」があるが、残念ながらデスクショットはScanSnap SV600ほど高いレベルの補正機能は備えていない。ドキュメントモードは、文書の輪郭の認識と単純な台形補正をするだけであり、原稿は平面上にあるものとしてしか扱えない。SV600では、見開きの書籍の綴じ部分の紙の曲がり具合を検出し、画像補正する機能があるが、デスクショットにはそこまでは望めない。価格面でも機能面でも、SV600とは異なるコンセプトのスキャナであることが分かる。

 マーカーモードは、ピンク、黄、もしくは青のマーカーで囲んだ部分のみをスキャンして取り込むモードで、新聞のスクラップブックを作るような用途を想定したもののようだ。紙にたくさん書き出したアイデアメモの中から、必要なものだけマークして読み込むような用途にも向いている。

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