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» 2014年01月29日 10時00分 UPDATE

「格安SIMカード」は仕事に使えるか? 第8回:地図アプリで最も“危険な”操作は、地図の拡大と縮小だった

スマホで誰もがよく使う「地図」機能。しかし、操作によっては多くのデータ通信が発生してしまう。格安SIMで地図を使う場合に、気をつけるポイントをチェックしよう。

[小林誠,Business Media 誠]

 高速通信が使えて月額1000円以下、という格安SIMを体験する本企画。第8回はビジネスシーンではもちろん、プライベートでも使う機会が多い地図アプリを取り上げる。

 一口に地図と言っても、単に地図を見るだけでなく、ナビゲーションを使ったり、地図関連の機能として鉄道の乗換案内を見ることもあるだろう。そこで今回は、Androidスマホにプリインストールされている「マップ(Googleマップ)」とジョルダンの「乗換案内」の主な機能をそれぞれ使って、通信量をチェックしてみた。

 データ通信量は、いつも通り「U-mobile*d」を差しているXperia Z1の設定画面から「データ使用」を開いて確認する。今回チェックした操作は以下の7つ。それぞれの通信量は以下の通りだ。

地図アプリのデータ通信量
操作 データ通信量
Googleマップで現在地から目的地までを拡大/縮小して確認 3.74Mバイト
Googleマップ(航空写真)で現在地から目的地までを拡大/縮小して確認 13.59Mバイト
乗換案内で現在地から目的地までの経路を検索 0.59Mバイト
乗換案内で運行情報を閲覧 0.24Mバイト
Googleマップで鉄道の乗換検索を行い目的地までナビで移動(40分) 2.83Mバイト
Googleマップで現在地情報を共有 0.17Mバイト
Googleマップで徒歩ルートを検索してナビゲーション(30分) 2.38Mバイト

目的地の検索に注意せよ! 地図アプリの意外な通信量

 この中では、目的地の検索を行った1と2で大量のデータ通信が発生した。操作自体は地図の拡大/縮小や、現在地から目的地までの画面をスワイプしたくらいだが、1分程度であっという間に3Mバイトを超えた。航空写真を表示すると、データ通信量はその約4倍にもなり、表示に時間もかかるので、あまりオススメできない。

 格安SIMでマップを使う場合は、使うたびに通信が発生するので、MapFanなどオフラインでも利用できる地図アプリを使い、Wi-Fi接続時にあらかじめ地図をダウンロードおくとよい。オフライン操作に対応しないアプリでは、Wi-Fi接続時に地図のスクリーンショットを撮り、後で画像を見て確認するのが有効だ。

photophoto 目的地を探して拡大縮小をひんぱんに繰り返すと、通信量が増えていく(左)。データ通信量が多い航空写真の表示は、Wi-Fi接続のときだけにしたい。高速通信とはいえ、表示に時間がかかることもあるので、格安SIMでは使わないほうが無難だろう(右)
photo 乗換検索は通信量を気にせず使えそうだ

 一方、乗換案内アプリは目的地までの駅を検索して、いくつかの候補をチェックし、運行情報を10件ほど読んでも、通信量は少ない。

 Googleマップのナビ機能で鉄道のルートを検索したところ、データ通信量は2Mバイトを超えた。通信量だけを見ると多いように見えるが、ルートを表示するだけでなく、そのまま現在地を表示しながら鉄道に乗って移動し、ときどきマップを見る、という使い方をしている。約40分間通信をしていたので、長い時間使った割には通信量は少ない印象を受けた。

 徒歩のルートナビも鉄道のルートナビとほぼ同様で、ナビの案内を受けながら(通信をしながら)30分間歩き続けて、2Mバイト強だった。ルートナビは、日々の移動というよりも休日や出張で使うシーンが多いはずなので、それほど心配しなくてよさそうだ。なお、現在地の共有機能はURLをメールで送るだけなので、通信量はわずかだ。気にしなくてよいだろう。

photophoto 鉄道のルート案内。この画面をときどき見るだけだが、現在地検索を常にしているので、通信が発生している(左)。徒歩のナビゲーション。このときも通信が発生。ただ、30分で2MB程度なら、たまに使うぶんには許容範囲だろう(右)

 地図機能を使う際に最も注意すべきは、何気なく目的地を探して、画面上を何度も拡大縮小したりする操作だ。スマートフォンは気軽に画面の拡大縮小ができるが、地図の閲覧は多くのデータ通信が発生する。地図をしばらく操作したいときは、Wi-Fiに接続しよう。

 一方で、このほかの機能はWi-Fi接続でなくとも問題はなさそうだ。外出先での乗換案内は比較的少ない通信量で済み、ナビゲーションもひんぱんに使わなければ、あるいは長時間使い続けるようなことがなければ、さほど通信量を気にすることはないだろう。

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