冷蔵庫に残っている食材を使って、料理をつくりたい。そんなときにレシピ投稿サイト「クックパッド」を利用したことがある人も多いのでは。そのクックパッドが“数時間後の未来”を予測するサービスを提供している。
サービス名は「たべみる」。利用者がサイトで検索した言葉を分析して、「いつパスタをつくりたいと思っているのか」「どういったパスタをつくりたいと思っているのか」といった感じで、食のニーズをいち早くつかむことができるのだ。
サーバに日々蓄積されているデータから、どういったことが分かってきたのか。事業責任者の中村耕史さんに、生活者の食に対する行動を聞いた。聞き手、ITmedia ビジネスオンライン編集部の土肥義則。
→2月中旬になぜ「カルボナーラ」が検索されるのか? クックパッドのデータを分析(前編)
→後編、本記事
土肥: 前回、クックパッドの「たべみる」というサービスを使って、生活者の食に対する行動を分析していただきました。例えば、バレンタインが終われば「カルボナーラ」や「シチュー」を検索する人が増える。なぜ増えるのかというと、バレンタインのチョコレートをつくるときに生クリームを使った。しかし余ってしまったので、それを使って「カルボナーラ」や「シチュー」をつくろうとしている人が増えたのではないか、といった話をしていただきました。
次に、正月にまつわる話を聞かせてください。とはいっても「この地方のお雑煮は赤みそ」とか「この地方のお雑煮はこんな具を入れる」といった話はダメですよ。どこかで聞いたことがある話ではなくて、データを分析される中村さんならではの視点で、聞かせてください(鬼)。
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