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» 2016年04月09日 08時30分 UPDATE

「真田丸」を100倍楽しむ小話:あの史実が明らかになったのは最近だった! まだまだ謎多き上田城 (1/2)

真田昌幸が居城とした信州・上田城。この城は何とっても攻め込んできた徳川軍を2度にわたり退けたことで有名です。実はいまだに謎が多い城のようです。

[ITmedia]

「真田丸」を100倍楽しむ小話

この連載では、歴ドル&信州上田観光大使を務める小日向えりさんとともに、NHKの大河ドラマ「真田丸」に登場する人物、あるいは名シーンなどを取り上げて、よりドラマを楽しめるような情報や小ネタをお伝えしていきます。連載バックナンバーはこちら


編集部F: 一昨日の大雨と強風で、都内の桜はだいぶ散ってしまいましたね。今週末がお花見のラストチャンスかもしれません。小日向さんはもうお花見に行きましたか?

小日向: 今年は茨城県古河市の「桃祭り」にお花見に行ってきました! その後、坂東市まで足を伸ばして、逆井城跡公園にも行ってきたのですが、お堀の遺構がダイナミックで見応えありました。逆井城は古河公方ゆかりのお城で、『真田丸』第8回の「調略」で、海津城として使われたんですよ。

編集部F: そうだったんですね。さて、その真田丸はいよいよ次のステージに突入です。先週(4月3日)放送の第一次上田合戦は実に見応えがありました。ラストで黒木華さん演じる梅ちゃんがあっさりと死んでしまったのは驚きましたが……。

上田城の南櫓を背景に。上田城には数え切れないほど訪れている小日向えりさん 上田城の南櫓を背景に。上田城には数え切れないほど訪れている小日向えりさん

小日向: よく籠城戦の場合、「攻撃3倍の法則」と言いますが、第一次上田合戦では、7000人の徳川軍に対して、真田軍は2000人で戦い勝利するわけですから、恐るべき昌幸の軍略ですよね。

 この合戦で真田軍が勝った要因はいくつかあると思います。その1つが徳川軍の進行を阻むために、上田城下に「千鳥掛け柵」を配置したことでしょう。ドラマの中でも仕掛けを準備する様子などが出ていましたが、柵を八の字に並べていくと、一方向からはスムーズに進めるのに、一度侵入してから逆方向に行こうとしても非常に進みづらい仕組みになっています。「信州上田真田丸大河ドラマ館」にも体験コーナーがありまして、実際とても通りにくかったです……!

編集部F: ドラマを見ていて徳川軍の大混乱ぶりが伝わってきました。

小日向: そういえば、今でこそ上田城は、上杉方の虚空蔵山城に対する防衛として、徳川家康がヒトやカネを出して昌幸に築城させたと知られており、真田丸でもそのように描かれていましたが、実はこの史実が分かったのは、つい最近のことだったのをご存じですか?

編集部F: え、そうなんですか!? 知りませんでした。

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