ブランジスタ、「100%課金」のAKBゲーム詳細発表で株価再び急騰

» 2016年05月31日 12時01分 公開
[ITmedia]

 5月31日午前の株式市場で、ブランジスタ(東証マザーズ)が一時値幅制限の上限(ストップ高)となる前日比1000円高の6570円をつけるなど、急上昇している。秋元康さんがプロデュースする新作ゲーム「神の手」の詳細とリリース日を前週末に発表したことで期待が集まり、週明けの30日には寄らずのストップ高になっていた。

「神の手」発表を受けストップ高になったブランジスタ

 27日に詳細が発表された「神の手」はスマートフォン向けの新作アプリゲーム。スマホアプリ上でバーチャルなクレーンゲームを遊ぶことができ、ゲットした景品が実際に自宅に届く──というゲームデザインだ。AKB48グループの選抜総選挙が行われる6月18日にリリースを予定している。

 注目されたのはその景品。秋元さんがプロデュースするAKB48グループ、乃木坂46、欅坂46関連のグッズのほか、芸能プロダクションとのコラボ景品やフィギュア・ぬいぐるみ・お菓子などの定番景品が予定されているというが、第1弾は、AKB48の”総選挙当日ステージ上の空気を封入”したという「場空缶 場面の空気缶」。つまり空気の缶詰で、272種類合計3万缶を用意しているという。

 収益モデルは有料課金モデルと広告モデルの2種類。有料課金では、1プレイ100円相当のポイントを使用してクレーンゲームにチャレンジできる。同社は「他のゲームは課金率3%程度、『神の手』は100%課金」と説明し、有料課金モデルだけで年間1200億円の売り上げが見込めるという。

「100%課金」をうたう「神の手」の有料課金モデル

 ブランジスタは携帯電話販売などを手がけるネクシィーズグループの子会社で、昨年9月に新規上場した。今月16日には「午前にストップ高、午後にストップ安」という状態になり、個人投資家の話題を集めた。

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