“ももクロ”の売り上げ超えるか? 「ビックリマン」が大人気漫画とタッグ

» 2016年10月22日 19時15分 公開
[伏見学ITmedia]

 かつて1年間で4億個も販売した、菓子メーカー大手・ロッテのロングセラー商品「ビックリマンチョコ」。一時期は低迷が続いたが、2013年からは漫画やゲーム、アイドルなどとコラボレーションした商品を開発し、再び売り上げを伸ばしている。2016年度上半期(4〜8月)は対前年比で約160%伸張と好調だ。

ビックリマンチョコとONE PIECEが初のコラボ ビックリマンチョコとONE PIECEが初のコラボ

 そうした中、コミック単行本の国内累計発行部数で史上最高の3億4000万部を突破した大人気漫画「ONE PIECE」(ワンピース)との新たなコラボ商品「ワンピースマンチョコ」を10月25日に発売する。想定小売価格は100円(税別)で、おまけシールが1枚付く。

モンキー・D・ルフィ(左)とゾロクライストのシール

 これまでコラボ商品は女性アイドルグループ「ももいろクローバーZ」との「ももクロマンチョコ」が過去最大の売り上げだったが、その数字を超える可能性は十分にあると商品担当者の鼻息は荒い。アイデア自体は2年半ほど前に起案、今年初めにワンピースの版権元ともタイミングが合ったことで、約7カ月で企画の具現化から、商品開発、発売までこぎつけた。

ワンピースマンチョコは「超新星編」と「新世界編」の2シリーズを用意 ワンピースマンチョコは「超新星編」と「新世界編」の2シリーズを用意

 売り上げ拡大に向けた手も打つ。新商品は「超新星編」と「新世界編」の2シリーズを用意し、前者を西日本で、後者を東日本(静岡含む)で先行発売する。あえて販売エリアを分けることで、希少性や話題性を作っていくことが目的だと担当者はいう。また、超新星編は従来からあるキラキラシール、新世界編はエンボスメタルシールと、おまけシールの素材を使い分ける。同時期に発売する商品でシール素材を変えるのは初の試みだという。

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