KDDIとナビタイム、地図の自動更新機能を提供新しい道路をすぐに反映

» 2016年12月13日 17時11分 公開
[ITmedia]

 KDDIとナビタイムジャパンは12月13日、両社が提供するカーナビアプリで、新しい道路を自動で地図に反映する「地図自動更新機能」の提供を始めたと発表した。走行実績などを解析し、最短で道路開通の翌日から新しい道路を使ったルート案内などが可能になる。自動更新機能はスマートフォン向けカーナビアプリとして国内初だという。

photo 新しい道路の反映前と反映後のナビ画面のイメージ

 両社のカーナビアプリ利用者から送信されるGPS測位データをもとにした交通情報を解析して地図を更新する。ナビタイムジャパンが開発した道路地図データ生成自動システム「NT-FILTER」を活用する。

 道路がなかった場所に一定数以上の走行実績ができるなど、条件を満たした場合に新しい道路が開通したと推定。自動でデータを生成し、地図に反映させる。

 従来、新規開通道路のデータについては、年6回の定期更新に加え、独自調査による手動更新を実施していた。開通した即日でデータを反映できていたのは全体の1%程度だったという。

 自動更新機能により、全ての高速道路、一般国道、都道府県道、市町村道の新規データを即日で更新。最短で翌日から、新しい道路を反映したルート検索やナビゲーションサービスが利用可能となる。

 地図自動更新機能を搭載するアプリは「au助手席ナビ」「auカーナビ」「auナビウォーク」「NAVITIMEドライブサポーター」「カーナビタイム」「トラックカーナビ」「ツーリングサポーター」「NAVITIME」。それぞれのアプリの車ルート検索で利用できる。

photo 地図自動更新のイメージ

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