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» 2017年07月17日 08時10分 UPDATE

世田谷区の人気タウン:勢いがあるのはどっち? 三軒茶屋VS. 下北沢 (1/3)

三軒茶屋駅と下北沢駅は双方とも同じ世田谷区にある。両駅とも個性的なスポットとして人気があるが、街の勢いはどちらにあるのだろうか。比較してみた。

[小林拓矢,ITmedia]

 三軒茶屋駅と下北沢駅は双方とも同じ世田谷区にあり、この2つの駅は茶沢通りをまっすぐ歩くと約30分ほどで到着する距離にある。三軒茶屋駅は東急田園都市線と世田谷線、下北沢駅は京王井の頭線と小田急小田原線と、両駅の路線はかぶっていないが、どちらも個性的な街として人気がある。いまの街の勢いとしてはどちらに分があるだろうか? 比較をしてみた。

三軒茶屋駅と下北沢駅、街の魅力があるのはどっち?

三軒茶屋駅周辺は下町的雰囲気がスパイスに

 三軒茶屋駅は、駅前に玉川通りが走っていて、西友やまいばすけっとといったスーパーが目に入る。また、キャロットタワーというシンボルタワーがあり、この中には東急ストアやTSUTAYAといった商業施設だけでなく、文化施設「世田谷パブリックシアター」や行政窓口もあるので、駅周りで生活に必要なことを済ませられる。駅周辺は洗練されつつも、路地に行くと下町的な雰囲気もあり、駅から少し歩くと、すぐに住宅街が広がる。

 同じ田園都市線沿線にある、子育て世代に人気の二子玉川駅とともに東急的な「上品な大人の、おしゃれな街」のイメージが強い。それを物語るかのように、大通りを一歩入ると、おしゃれなカフェや、こじんまりとして落ち着きのあるバーなどの飲食店が多く、著名人に人気の街、というのも納得できる。

夢をもった若者が集う街、下北沢駅

 下北沢駅と聞いてまず思い浮かぶのは、若者が多く、ごちゃごちゃとした街並みだろうか。確かにその一面もあるが、下北沢駅から西のほうに行った代田エリアは、世田谷でも屈指の高級住宅街である。しかしながら、昔から映画や漫画の舞台として取り上げられている“下北”のイメージからだろうか、今でも駅を一歩出ると若者の数がとても多い。

 有名な本多劇場やザ・スズナリなどの劇場や、ライブハウスが多く、街を歩くと劇団員やバンドマンを見かけることの多いこの街は、近くに明治大学や東京大学などもあり、学生も下北沢に遊びにくる機会が多いのだろう。さらに個性的な服を取り扱う古着屋や雑貨屋、おしゃれなカフェなどが多く、買い物をするにも下北沢は学生に人気な街なのである。

 家賃相場を見ると、単身者向けワンルームマンションの家賃相場は下北沢で8.4万円。三軒茶屋は同じ条件で9.2万円(どちらも2017年、ホームズ調べ)。距離は近い両駅だが、若干、下北沢のほうが価格が下がるので、単身者にとって魅力的な街だ。

 また、下北沢駅周辺には、三軒茶屋駅のキャロットタワーのような、大きな複合型の商業施設などはなく、地元密着の商店街が強い街だ。駅周囲には下北沢一番街など6つの商店街が広がっている。また、大通りもなく、狭い路地はいつも若者でにぎわっている、という印象だ。

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