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» 2017年11月15日 07時00分 公開

冷静な視点を持つ:「成功しない」を覆す ネット世界を走る開拓者の信念 (1/4)

インターネットの世界で数々のプロジェクトを手掛けてきた、Supership社長の森岡康一さん。Facebook在籍時に日本のユーザー数を増やした経験や、現在取り組んでいるVR事業などは、「成功しない」という既成概念に対する挑戦だ。

[加納由希絵,ITmedia]

 「絶対に成功しない」と周囲から言われたとき、あなたはどう思うだろうか。「本当にそうか?」と疑いを持つことができるだろうか。

 インターネットの世界で数々のプロジェクトを成功に導いてきた、インターネット広告などを手掛けるSupership社長の森岡康一さんは、既成概念に疑問を持つ姿勢を貫いてきた。Facebook Japanに在籍していたときには日本でのサービス立ち上げを担当。「実名登録のSNSははやらない」と言われた日本でも、ユーザー数を大きく伸ばした。

 次の挑戦は、Supershipをインターネット業界の中核企業に成長させること。森岡さんを突き動かしている原動力の源を探った。

photo Supership社長の森岡康一さんと同社のオフィス

「はやらない」と言われた

 森岡さんのキャリアは多彩だ。新卒入社した人材派遣会社からヤフーに転じ、求人サイトの企画や運営に携わる。その後、Facebook Japanで日本法人の立ち上げを担当。そして、KDDIに転職。2015年、KDDI傘下で、広告などのインターネットサービスを手掛けるSupershipを設立し、社長に就いた。

 インターネットの世界を駆け抜けてきた森岡さん。ネットを使った新しいサービスを切り開いていくために投げ掛けてきたのが、既成概念への疑いだ。「冷静に本質を見極める」ことの大切さを実感してきた。

 それを実践した経験の1つが、Facebookでの仕事だ。ヤフーを退職して、米国企業のFacebookに入社したのが2010年。当時の日本におけるSNSの勢力図を思い出せるだろうか。まだそこにFacebookの存在感は薄い。

 「当時はmixiの全盛期。Twitterのユーザーも増えていた。一方、Facebookのような実名登録のSNSは『はやらない』といわれていた」

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