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» 2018年03月02日 07時15分 公開

赤坂8丁目発 スポーツ246:カーリング女子はどうなる? このままでは行く末が心配 (1/4)

カーリング女子が脚光を浴びている。平昌五輪で銅メダルを獲得したこともあって、ちょっとしたフィーバーになっているが、心配もある。熱が冷めた際に、彼女たちの立場がどうなっているかということである。関係者がしなければいけないことは……。

[臼北信行,ITmedia]

 軒並み“平昌特需”といったところか。平昌五輪でメダルを獲得した日本代表選手たちが熱い視線を注がれている。

 17日間の熱戦を終えた日本選手団が2月26日に帰国したことで、テレビ各局をはじめとするメディアが激しい争奪戦を展開しているのだ。独占インタビューやドキュメント制作、さらにはコメンテーターとして起用しようと日本の各メディアが日の丸を背負って激闘を戦い抜いた代表メダリストたちにさまざまな形でオファーを向けている。

 その中でも、この平昌五輪で一躍スターダムへと上り詰めたのは、銅メダルを手にしたカーリング女子日本代表のロコ・ソラーレ北見(LS北見)だ。

 日本カーリング史上初めて世界大会でメダルを獲得。日本中を熱狂の渦へと巻き込んだ。加えて試合中盤に彼女たちがエネルギー補給を兼ねて取る軽食時間は通称「もぐもぐタイム」と呼ばれ、競技中にマイクで拾われていた北海道弁の「そだねー」も話題を独占。特に世の中年男性たちが、すっかり「カー娘」たちのとりこになって今や社会現象にまでなりつつある。

 その流れをくむ形でLS北見の面々には各メディアだけでなく、CM出演のオファーが殺到し始めているという。そしてこれに便乗するかのように大手芸能事務所がキャプテンの本橋麻里、スキップの藤澤五月、サードの吉田知那美らの“獲得”に動き始めているとも報道されている。

 日本カーリング界で快挙を成し遂げた彼女たちがこのように注目されることは、確かに素晴らしい。だが、この“平昌特需”がどこまで続くかは正直不透明だ。どうしても熱しやすく冷めやすい傾向の強い日本国内において先々のことを考えたら、今回の「カー娘」たちの快挙達成を機に日本カーリング界でがんばった分だけ対価を得られる環境整備を行っておくべきだ。

平昌五輪で銅メダルを手にした、カーリング女子日本代表のロコ・ソラーレ北見(出典:LS北見のFacebookページ)
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