コラム
» 2018年06月06日 06時30分 公開

今までの常識を覆す:就活をやめてエストニアへ そこで私が確信した日本と世界のキャリア観の決定的な違い (1/6)

普通なら就職活動真っ只中の期間である大学3年生の1月から大学4年生の6月までの約半年、就活を中断してエストニアに留学中の筑波大学4年生、齋藤侑里子さん。そんな彼女が現地で感じた、日本の就活への違和感、グローバルスタンダードなキャリアの築き方とは――。

[岡徳之,ITmedia]
齋藤侑里子さんは日本の「就活」というシステムに乗らない選択をした 齋藤侑里子さんは日本の「就活」というシステムに乗らない選択をした

 働き方改革が、“複業”など多様なキャリアの選択肢を提示するにつれ、少なからぬ人がこれまでの自らのワークスタイルに向き合おうとしています。そんな中、これから社会に出ようとする学生、若い世代の中にも、「就活」という既存のシステムを疑い、そこにあえて「乗らない」ことを選択する人が現れています。

 筑波大学4年生の齋藤侑里子(さいとう・ゆりこ)さんもその1人。普通なら就職活動真っ只中のこの時期を、彼女は大学の交換留学制度を使ってバルト三国の1つ、エストニアのタリン大学で過ごしています。留学期間は大学4年の1月から6月までの約半年。この間、彼女は採用試験を受けることができません。

 「でも、そのほうがいいかなって! このまま日本で就活を続けていたら、本当の自分を見失ってしまいそうで」。その言葉とは裏腹に、そう語る彼女の表情は明るい。なぜなら、「長い目で見て、自分の価値観づくりに生きる、今しかできない経験をしたかったから」。

 彼女が「本当の自分を見失」いそうになった就活とは、就活クチコミサイトの言葉を借りて作るエントリーシート、グループディスカッションの練習会、まるで就活のプロのような学生たち……。「そんなことで、自分の選択に納得感を持てるんだろうか」、そんな違和感をどうしても拭えなかったのだそうです。

 そんな彼女はエストニアに渡り、刺激的な同世代との触れ合いの中で、就活に抗うように生きていた自分への自信を取り戻していったそう。現地では、就活のように他人が用意した既存のシステムにとらわれず、自分の人生をイチからデザインし、力強く生きている尊敬できる人たち(中には高校生も……)との出会いがありました。

 「エストニアで出会った彼ら、彼女たちは、就活サイトを眺めては安心し、他人の言葉を借りて自分探しをしていた、昔の私とは全然違っていたんです」。そんな彼女が確かに感じた、日本の就活への違和感、グローバルスタンダードなキャリアの築き方とは――。

筑波大学4年(エストニア・タリン大学に交換留学中) 齋藤侑里子。1996年10月9日静岡県生まれ。活発でチャレンジ精神旺盛な子どもに育つ。しかし、両親の病気や離婚から、自分の生き方や働き方について小学生のころから考え始める。当時、将来の夢は「キャリアウーマン」。その後筑波大学に入学。在学中は応援部チアリーディングや複数の企業でのインターン、アメリカでのリーダーシッププログラムなどを経験。好きなことは「超個別具体的な話を1対1で聞くこと」、最近の関心ごとは「パートナーシップと人生デザイン」。現在はエストニア、タリン大学に交換留学をしながら、ブロックチェーンのスタートアップ「blockhive」でインターンシップ、独自のイベント企画運営、女性系メディアへの寄稿を行う 筑波大学4年(エストニア・タリン大学に交換留学中) 齋藤侑里子。1996年10月9日静岡県生まれ。活発でチャレンジ精神旺盛な子どもに育つ。しかし、両親の病気や離婚から、自分の生き方や働き方について小学生のころから考え始める。当時、将来の夢は「キャリアウーマン」。その後筑波大学に入学。在学中は応援部チアリーディングや複数の企業でのインターン、アメリカでのリーダーシッププログラムなどを経験。好きなことは「超個別具体的な話を1対1で聞くこと」、最近の関心ごとは「パートナーシップと人生デザイン」。現在はエストニア、タリン大学に交換留学をしながら、ブロックチェーンのスタートアップ「blockhive」でインターンシップ、独自のイベント企画運営、女性系メディアへの寄稿を行う
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