自由国民社とユーキャン新語・流行語大賞事務局は11月7日、「2018ユーキャン新語・流行語大賞」の候補となる30語をノミネートした。スポーツ分野を中心に、働き方やエンターテインメントなどの分野で大衆をにぎわせた言葉が選ばれた。
スポーツ分野では、平昌(ピョンチャン)冬季五輪でカーリング女子日本代表の選手たちが試合中に使い、話題となった言葉「そだねー」や、試合中の休憩時間を指す「もぐもぐタイム」が候補に。
サッカーのワールドカップに出場した大迫勇也選手の活躍ぶりを指す「(大迫)半端ないって」や、女子テニス・全米オープンで準優勝した大坂なおみ選手のユーモアのある受け答えを指す「なおみ節」も選ばれた
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手の“二刀流”の衝撃を指す「翔タイム」、夏の高校野球で準優勝した秋田県立金足農業高校の快進撃を評した「金足農旋風」も入った。
ただ、今年のスポーツ界は暗いニュースも多かった。批判を集めた出来事からは、日本ボクシング連盟の元会長・山根明氏が、出身県である奈良県の選手をアマチュアボクシングの試合で不公平に勝たせていた「奈良判定」が選出。
日本大学アメリカンフットボール部の選手が、内田正人前監督の指示で関西学院大学の選手を負傷させた「悪質タックル」も候補に入った。
働き方を巡る言葉は、業務時間の短縮を部下に強要する「ジタハラ」、一部の専門職を労働時間規制の対象外とする「高プロ(高度プロフェッショナル制度)」などがノミネートされた。
エンターテインメント分野では、DA PUMPのヒット曲「U.S.A.」と、その曲調やダンスを評した「ダサかっこいい」、NHK総合テレビのクイズ番組「チコちゃんに叱られる!」で使われている「ボーっと生きてんじゃねえよ!」が選ばれた。
その他の候補は「あおり運転」「TikTok」「#MeToo」「ひょっこりはん」「スーパーボランティア」――など。
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